2017年6月3日、あるマラソン大会を主催するプロデューサーが誕生した。

その名は、原公輔さん(35歳)。ゆるすぽでもたびたび取材してきたウルトラマラソンの市民ランナーである。東京から新潟まで4日間かけて走る日本横断「川の道」フットレース520kmで優勝経験もあり、スポンサーであるカレーショップの走る広告塔としてカレーを飲みながら走るという、異色のランナーだ。

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その原さんが、今回は大会プロデュースに挑戦したのである。

自らもランナーとして参加していた「Hot Hot 100K」レースだが、残念ながら昨年で運営を辞めてしまったこの大会を引き継ぎ、自分なりにプロデュースした。今回からは、小田原~大手町までの箱根駅伝とほぼ同じコース(83km)を走るウルトラマラソン部門に加え、ハーフ部門、4区間をタスキで繋ぐ駅伝部門の3つで開催。朝7:00に小田原駅をスタートし、平塚、戸塚、鶴見のエイドを通過し、ゴールの大手町にはおおよそ17:00頃からランナーが到着するというもの。

画像: 右が原公輔大会プロデューサー

右が原公輔大会プロデューサー

 
6月3日(土)、いっぱいの青空が広がる中、10時間を超えるレースがスタートした。

画像1: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔
画像2: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔


大会プロデューサーの原さんは、友人・知人のボランティアと一緒にクルマで、ランナーの荷物を運んだり、エイドでの飲み物や軽食等を用意したりと、自身もマラソンランナーであるものの、今回はもちろん自ら激走するのではなく、運営側として奔走した。

プロデューサーは初めてのことであるため、もちろん苦労は色々とあったようだが、初めての大会はケガや事故もなく無事終了を迎えた。

画像4: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔

そして、この大会の特徴は、なんといっても“アフターパーティ”である。原さん自身たってのアイデアで、「走り終えたみんなで飲みたい!」という願望を実現させたものだ。しかも場所は、自身のスポンサーになってもらっているカレーショップ「もうやんカレー大手町店」。よく出来たコース設計である!

19:00、アフターパーティは、大会プロデューサー・原さんの掛け声でスタート。

「みなさん、今日はお疲れ様でした。この大会は、マラソンとこのアフターパーティまでがセットです! 乾杯!!」

画像5: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔

参加者の半分以上が参加したアフターパーティは、たくさんの笑顔が溢れるものだった。

画像6: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔
画像: 約70名でアフターパーティ!

約70名でアフターパーティ!

走った参加者からは、「サイコー!」「楽しい!」という声がたくさん聞かれた。

21:30、トップランナーから遅れること約5時間。最後に到着したランナーは、アフターパーティ真っ盛りのみんなに笑顔で出迎えられた。

某自動車メーカーの自動運転技術を開発しているエンジニアの髙島さん。原さんとは3年前くらいからのランナー仲間。以前、偶然にも原さんの隣りのマンションに住んでいたという縁で仲良くなったという。35歳、家庭もあり、仕事も忙しいため、なかなか練習はできないというが、自身ウルトラマラソン初挑戦でありながらも、原さんの初プロデューサー大会ということで駆けつけたという。

画像7: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔

 
また、スタッフとして参加した友人の佐々木さんにも話を聞いてみた。

「ご苦労様ですと、ランナーに声をかけていただいたり、とっても楽しかったです」

画像8: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔

「でも、原ちゃんは異常です。MRの仕事しながら、ウルトラマラソン走ったり、しかもレースを主催するなんて異常ですよ(笑)」

やはり異色、いや異常なランナーである。


そんな原プロデューサーに話を聞いてみると、「規模は小さいですが、どこにも無い大会を作れたと思います!」と、自信を持って答えてくれた。

お酒大好きな原さん、今日はさぞ楽しそうに飲んでるだろうと尋ねると、「実は今日、荷物を運んだりするんでクルマで来てて…」と大会運営者としての裏側を教えてくれた。自ら企画したマラソンとセットのアフターパーティで飲めないとは、さぞかし残念だろう。

「いや、明日レースなんですよ!」

な、なんと⁉ 今日、自身初めての大会をプロデュースして、明日はレース⁉ なんというバイタリティ! そう感じているとさらなる衝撃のコメントが‼

「しかも、20kgのジャリを背負って、山中を走る駅伝なんです!」

は、は、は、原公輔、恐るべし!


やがてパーティも終了を迎え、ランナーたちは、また次のレースでの再会を約束して帰って行った。ウルトラマラソンは独りでの参加が多く、しかも長い距離を走るため、途中で一緒に並走したり、一緒に休んだり、達成感も一緒に分かち合えたりと。ゆえに、ランナー同士は仲良くなるという。それで色々な大会に出場していると、「あ、前に一緒に走った人だ!」といった感じでさらに仲良くなるという。つまり、このアフターパーティは理に叶っていた訳だ。プロデューサーとして企画も秀逸だった!


翌日、原さんのfacebookには…

「丹沢ボッカ駅伝。20キロのジャリを背負って山を登り繋ぐ駅伝に参加させてもらいました。コンタクトが落ちたのにも気づかず、どうやってザック渡したか覚えてないくらいキツすぎ。キツかった分、終わった後の打上げはサイコーでした! タフすぎです。でも面白いですよ!」


それを見て、原さんに連絡してみると、「前日の分まで飲みました!」と。自分の想像を超える人を発見したときの喜びを感じつつ、色々な意味で、安堵したのだった。

画像9: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔

  

  

画像10: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔
画像13: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔
画像15: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔
画像19: 自らウルトラマラソン大会「Hot Hot 2017」をプロデュース!/マラソンランナー原公輔
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