横浜ビー・コルセアーズ岡本CEO・インタビュー連載、これまでの記事はこちら↓
第1回 B1残留を決めた海賊たちの総帥かく語りき。
第2回 ビーコルが来季の選手体制を発表!海賊たちの総帥が語る来季への大きな手応え
第3回 地域の宝、横浜ビー・コルセアーズを救え!
第4回 欽ちゃんが教えてくれたビーコルのエンターテインメント性
第5回 ビーコル、イケメン選手ぞろいの秘密とは!?

ラジカルに、そして海賊らしく。
~横浜ビー・コルセアーズ岡本尚博CEOに聞く⑥~

Bリーグ元年を迎える2016年のオフ、ベースとなる選手たちが揃って行く中で、岡本CEOにはひとつだけ足りないピースがありました。

「中心となる核となる選手がいなかったんです。主役がどうしても決まらない。アイコンになる主役の日本人選手がどうしても必要だったんです」

しかし、その主役はなかなか見つからず、岡本CEOは行き詰った状況だったそう。

「いっそ、アレン・アイバーソンでも口説きに行くかって言ってたんですよ。アイバーソンにレターまで書いて、関係者に預けるところまでやったんですけどね(笑)」

そして、運命ともいえる“運と縁”により、元日本代表で、選手からも天才と言わしめられ、それこそアレン・アイバーソン並に獲得は無理と考えられていた、日本バスケ界屈指の名選手、川村卓也選手のビーコル入りが実現したのです。

画像1: ラジカルに、そして海賊らしく。 ~横浜ビー・コルセアーズ岡本尚博CEOに聞く⑥~

ラジカルな発想を持つ岡本CEOが海賊の総帥ならば、その旗のもとに集まる海賊もまた同じ志をもつラジカルな海賊。川村選手も自ら海賊になることを望んで、荒波を征くビー・コルセアーズという海賊船に乗り込んだのです。

そんな川村選手は、どんなパーソナリティを持った人なのだろう? ぜひお話を聞いてみたかった選手です。来季の契約選手発表会見で、ついにお話を伺うことが出来ました。

―― ゆるすぽは、ご覧になったことはありますか?

「はい。見てます!」

―― ありがとうございます! 川村選手が2月4日千葉ジェッツ戦で決めたあのラスト1.7秒のブザービーターを取材撮影させて頂いて以来、あの歓喜が忘れられなくて、ビーコルを取材させてもらっています。

「良かったです!!」

コートでは、孤高の海賊戦士に見える川村選手。それだけにお話を伺う前は、正直ドキドキだったのですが、実際にお会いした川村選手はとても気さくで、僕の質問をさらに膨らませてくれて、今の率直な想いを話してくれました。

画像: オシャレな雰囲気のなかで行われた来季契約選手発表会見で。イケメン集団ビーコルのエースだけあってスーツの着こなしもバッチリ!

オシャレな雰囲気のなかで行われた来季契約選手発表会見で。イケメン集団ビーコルのエースだけあってスーツの着こなしもバッチリ!

―― 来季も川村選手がビーコルで闘うことになってビーコルブースターの皆さんが喜んでいます。決め手となったのは?

「(ビーコルで)やり残した感が、すごいあったんです。

負けが続きながらも、熱いブースターさんたちが一杯いてくれて支えてくれました。でも、皆さんに自分らしさを完全に示すことが出来なかったし、チームとしても、もっといい方向に行けたと思う。

そういう意味では不完全燃焼というか、残留争いまでしてしまって、シーズンが長くなってしまいました。

レギュラーシーズン終わってから、また皆さんに試合を観せられたということにはなったんですけど、やっぱりやってる僕らからしてみたら、違う方のプレーオフ、チャンピオンシップを観せたかったですし、それをしっかりと目指して、本当ならチャンピオンシップを迎えていたはずなんですから。

画像2: ラジカルに、そして海賊らしく。 ~横浜ビー・コルセアーズ岡本尚博CEOに聞く⑥~

だから、まだ、もっと、このチームのために出来ることがあるんじゃないか。そういった想いで来季もこのチーム、ビーコルで闘うことに決めたんです。発表自体は遅れてしまいましたけど、僕の気持ちのなかでは、

またビーコルでプレーをしたいっていう想いが、非常に強かった。他でって気持ちはあまりなかったですね」

入替戦で、B1残留を決めたあとのヒーローインタビューで、独りベンチでとても複雑な表情をみせていた川村選手。倒れるように大の字になったあと、長い時間両手で顔を覆っていたエースの姿は、とても印象に残る場面でした。

画像: 闘い尽くした…。B1残留を決めた歓喜の中で、ビーコルのエースは人目もはばからず大の字になった。

闘い尽くした…。B1残留を決めた歓喜の中で、ビーコルのエースは人目もはばからず大の字になった。

―― あの時、涙は…?

「涙は、してないですね(笑)。涙はしてないですけど…。

正直な思いを言えば、もう、やっと開放されたっていうのが第一です。

安堵というか、レギュラーシーズンが終わって、残留プレーオフに出ないといけないと決まった時からあの広島戦が終わるまで非常に重くて、身体的にもしんどかったし、気持ちの面でも、もしかしたら、B2に落ちてしまうっていう重圧と日々闘っていて、それから開放されたっていう想いが、あそこでまず第一だったし。それで、あのとき大の字になっていたんだと思います」

画像3: ラジカルに、そして海賊らしく。 ~横浜ビー・コルセアーズ岡本尚博CEOに聞く⑥~

「顔を手で覆ったときは、そこまでの流れを自分のなかで振り返っていました。

あそこにたどり着くまでに、(残留プレーオフ1回戦を闘い勝利した秋田)ノーザンハピネッツだったり、本当に素晴らしい闘いをした相手チームの選手だったり、ブースターの想い、いろんな様々な人の顔が浮かんで来て、みんなの想いに少しは答えることが出来たのかなって思ったら…、B1に残って良かったなっていう想いから顔を覆ったんだと思います。あそこが、最高の安堵場面ですね(笑)」

―― 本当にドラマティックな場面でした。あのあと、立ち上がってビーコルブースターの皆さんとハイタッチしていたときの川村選手の表情が、本当になんともいえない素晴らしい笑顔だったんです。シャッターを切っていて本当に心を動かされました。

「シーズンを振り返って、結果的にみたら、ずっとダメなシーズンだったってって言ったら、そこまでだと思うんです。ブースターの皆さんが思っていた結果とは、きっと違っていただろうし、もちろん僕らも、全然違う結果を叩き出してしまったんですけど…

あのときの表情っていうのは、

やはり、ハイタッチしたブースターさん、そしてその奥にいるブースターさん、みんなで一緒に闘ってこれたシーズンだったし、

ひとり、ひとりの顔を見ながら、

みんなで闘えて良かったな、

みんなの応援が力になったよって、

そんな感謝の気持ちが僕の胸の中にあったんです」

画像4: ラジカルに、そして海賊らしく。 ~横浜ビー・コルセアーズ岡本尚博CEOに聞く⑥~

―― 話は変わるのですが、前に高島選手のインタビューをさせて頂いたときに…

「見ました、見ました。前篇、後編やってましたね(笑)」

―― ありがとうございます(笑)。その中で川村選手の名前が出て来て、天才だし、尊敬というよりは憧れの存在と仰っていたのが、とても印象に残っています。

「その点だけは、あの記事を読んでて、よく分かんなかったですね(笑)。天才だと思われる要素って別にないと思うし(苦笑)。

ただ、そういうふうに思ってもらえているっていうことは、僕らしさが表に出ている部分でもあると思うし、勝ちにこだわる姿勢っていうのが、周りに伝わっているのかなって、あの記事を読んだ時にそう捉えていました」

画像5: ラジカルに、そして海賊らしく。 ~横浜ビー・コルセアーズ岡本尚博CEOに聞く⑥~

―― 千葉戦のブザービーターは、高島選手のパスからでしたよね。

「そうですね」

―― 川村選手と高島選手、この二人でないと出来ない絶妙なコンビネーションだと勝手に思ってました。

「(笑)パスがよくなきゃ、シュートも入らないですし、彼の想いっていうのも、あのパスに乗っていたと思います。

彼をはじめ、チームメイト、そして会場にいたブースターさん、皆さんの想いが、あのボールに乗っていたと思っているんで、今こうやって振り返ると、あのシュートが決まって、本当に良かったなと思います」

画像: 2月4日千葉ジェッツ戦、高島一貴選手からのパスを受け取った川村選手はラスト1.7秒でブザービーターを決めた。

2月4日千葉ジェッツ戦、高島一貴選手からのパスを受け取った川村選手はラスト1.7秒でブザービーターを決めた。

画像: あの超絶な歓喜を今度は、チャンピオンシップ優勝で味わいたい!

あの超絶な歓喜を今度は、チャンピオンシップ優勝で味わいたい!

契約選手発表会見を終えたとき、ここからビーコルの2年目がスタートしたと語った川村選手。オフは、シーズン中に出来なかった家族との時間を補うために、大切な家族第一で時間を使っていたそうです。今は、チームの全体練習も始まって猛練習の日々。期待の新シーズンへ向けた準備が着実に進められています。

「シーズンが近づくにつれて、チームが始動すればスイッチを入れないといけない。その時は気持ちを切り替えて、開幕、ホームコートの試合に向けて、昨シーズンよりも進化成長した姿を皆さんに見せられるように、しっかりと準備したいと思います!」

画像6: ラジカルに、そして海賊らしく。 ~横浜ビー・コルセアーズ岡本尚博CEOに聞く⑥~

次回は、いよいよ『岡本CEOに聞く』連載のグランドフィナーレ、ビーコル海賊の美学に迫ります! どうぞお楽しみに!

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