三度の飯より野球が大好き! 山本祐香です。

みなさんの故郷はどこですか。私の故郷は“試される大地 北海道”です。これは、空港などで目にする北海道のキャッチコピーなのですが、東京はなんと、“らっしゃい東京”だとか。浸透していない気がしますが、知っていました?

それはさておき、そんな東京に移り住んで10年、東京近郊で行われるアマチュア野球、プロ野球の試合を観戦しながら、充実した毎日を送っている私。ある日、とんでもないことに気づいたのです。私ってば、生まれ育った北海道のアマチュア野球事情を全然知らないじゃないの。こんな恥ずかしいことはない、一刻も早くこの目で見て確かめなければならないと思い、すぐに新千歳空港行きの航空券を手配しました。

ちょうどその頃、「札幌新陽高校に、北海道初の高校女子硬式野球部が誕生した」というニュースを目にしました。道内で女子高校生が部活として野球をやる環境ができたにせよ、他の年代や他校の女子高校生はどこで硬式野球をやっているのか、そもそも北海道にはいくつの女子硬式野球チームがあるのか。同じ女性として、北海道で野球をやる女性がどのような境遇にいるのか知りたい。そんな思いから今回は、北海道で唯一の女子硬式野球クラブチーム「ホーネッツ・レディース」を取材してきました。

女子硬式野球チーム「ホーネッツ・レディース」へ

昨年行われた「第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ」で、女子野球日本代表、通称・マドンナジャパンは、大会5連覇という偉業を成し遂げました。世界において圧倒的な強さを見せる、日本の女子野球。2009年には女子プロ野球も誕生し、少しずつ注目を浴び始めてはいますが、まだまだ一般的な知名度は低いのが現状です。さらに地方のクラブチームともなると情報が少なく、頼りになるのはホームページのみ。

NPO法人 北海道ベースボールクラブが運営している「ホーネッツ・レディース」は、主に北海道札幌市で活動している女子硬式野球チームです。ホームページによると、月、火の夜間と土日祝日に練習や練習試合を行っているとのこと。私が札幌にいる間で伺えるのは、火曜日の夜間です。早速、部長の高橋一彦さんにお電話をして、取材のお願いをしました。快くOKしてくださった高橋さんから、気になる一言が。

「狭いところでやっているので、打球に気をつけてください」

狭いところ? どこかの公園かな? と思いながら、メールで送っていただいた地図を頼りに車で練習場に向かいます。夜の8時、目的地と思われる場所に到着。この、倉庫…かな? もう外は真っ暗で、自動販売機の明かりでホーネッツ・レディースのロゴが貼られたドアを見つけます。車から外に出ると、ミットの鳴る音が聞こえてきました。

画像: この倉庫の中でホーネッツ・レディースの練習が行われているようだ

この倉庫の中でホーネッツ・レディースの練習が行われているようだ

おそるおそるドアを開けてみると、ネットの向こうにキャッチボールや投球練習をするメンバーの姿が。

画像1: 「狭いところでやっているので、打球に気をつけてください」

なるほど、ブルペンかと思うほどの広さしかないこの倉庫で、全ての練習を行うということなのですね。打球に注意、と言われるのもわかります。すぐ目の前で行われている投球練習、同じ女性とは思えないほど力強い球を投げており、迫力があります。

画像: #19 岩倉こずえ内野手。主にサードを守っている

#19 岩倉こずえ内野手。主にサードを守っている

画像: #7 本吉若菜内野手。今年1月からホーネッツ・レディースの一員に

#7 本吉若菜内野手。今年1月からホーネッツ・レディースの一員に

画像: #16 齋藤舞内野手。現在は主に捕手。大きな声で投手を鼓舞する

#16 齋藤舞内野手。現在は主に捕手。大きな声で投手を鼓舞する

画像: #18 高橋はるか投手。肩を痛めているため治るまでファーストを守る

#18 高橋はるか投手。肩を痛めているため治るまでファーストを守る

やはり同性なので自分と比べやすいこともあり、そのひとつひとつのすごさがわかります。投げ方の美しさや球のスピード、動きの機敏さ。うん、格好いい。日頃マイグローブでキャッチボールをしている私ですが、「球を受けてみたい」なんておこがましくて言えませんでした(笑)。

投球練習が終わったあとは、守備練習が始まりました。岩倉選手がノックを打ちます。

画像2: 「狭いところでやっているので、打球に気をつけてください」

試合を想定した練習ができるほどの広さはありませんが、みなさん腰の高さやボールへの入り方などを修正しながらノックを受けます。本吉選手が美しい守備を見せます。

画像3: 「狭いところでやっているので、打球に気をつけてください」
画像: #14 中村蛍投手。プレーはハツラツ、話すとおっとり

#14 中村蛍投手。プレーはハツラツ、話すとおっとり

ノッカーは順番に交代していきます。メンバーが少ないので、みんないろいろな役割がこなせるようにしているそうです。

画像4: 「狭いところでやっているので、打球に気をつけてください」

この時点で練習していたのは5人。みなさんそれぞれ学校や仕事が終わってから来ているため、時間が経つにつれ一人、また一人と増えていきます。そういえば、まだ大事な方も登場していませんよね。そう、監督です。ノックが始まる頃に登場した監督、実は日本代表として女子野球ワールドカップに6回も出場している上に、チームキャプテンも務めた方なのです! 監督を始め選手のみなさんに伺った野球への思いや現状についてのお話は、次回をお楽しみに。

※この記事は「ゆるすぽアンバサダー」が作成した記事です。記事内の権利関係等の責任は筆者に属します。

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