5月19日、国立代々木競技場第二体育館で、B1残留プレーオフ 2016-17、2回戦が行われ、横浜ビー・コルセアーズはB1への生き残りをかけてこの試合に挑みました。

横浜ビー・コルセアーズと、富山グラウジーズが真っ向から激突した試合。勝てば天国、負ければ地獄。それはB1残留をかけた雌雄を決する戦い。そこにはすべてを出し切った男たちのドラマがありました。

代々木第二体育館は、ビーコルブースターとグラウジーズブースターで真っ二つにセパレートされ、両ブースターの轟く大ブーストが激突して、アリーナは耳をつんざく程のものすごい大音量と熱気に包まれていました。

画像1: 美しくも誇り高き海賊たちは、最後の最後まで諦めない!
〜横浜ビー・コルセアーズ残留プレーオフ2回戦レポート〜

決戦に挑むビーコルのスターティング5たち。エース川村卓也を中心に、さあ来い!といわんばかりの表情で相手を威圧します。その姿はまさに海賊、コルセアーそのもの。

画像2: 美しくも誇り高き海賊たちは、最後の最後まで諦めない!
〜横浜ビー・コルセアーズ残留プレーオフ2回戦レポート〜

1Q、果敢に攻めた#1 川村卓也選手のシュートが、無情にもことごとくリングに嫌われてしまいます。ビーコルは、残り3分2秒にジェフリー・パーマー選手が3Pシュートを決めるまで、グラウジーズディフェンスに阻まれ、開始から7分間に渡って得点出来ず。それは実に歯がゆい時間帯でした。

画像3: 美しくも誇り高き海賊たちは、最後の最後まで諦めない!
〜横浜ビー・コルセアーズ残留プレーオフ2回戦レポート〜

ビーコルが得点出来ない時間帯で、グラウジーズに正確なショートとフリースローを次々に決められ1Qは20−11に。これが以降の展開で大きく響き、ビーコルは終始10点近いビハインドを追う展開になってしまいます。さらにこの日のビーコルは、相手からファウルを奪うことが出来なかったことも影響しました。

このことを川村選手は「若干引いてしまった、受けてしまったのが良くなかった。ああいうアグレッシブなディフェンスは、うまく利用することが出来れば相手のファウルがかさむ。そこでリズムを崩せたら相手を引かせることが出来た」

画像: 大差を追いかける展開も結束を高め力をひとつにするコルセアーたち。最後の最後まで一丸となって闘い抜いた。

大差を追いかける展開も結束を高め力をひとつにするコルセアーたち。最後の最後まで一丸となって闘い抜いた。

#2 高島一貴選手は序盤をこうふり返ります。
「チームとして、出だしの1Qで全員が固くなり過ぎてしまって、気負い過ぎてしまったことが、開始7分での15−0っていう点数に現れてしまった。そのビハインドが最後まで響いてしまいました」

もっとも多い25得点を許したグラウジーズ#10岡田 優選手をマークした高島選手は、「岡田選手にはタフに打たせてはいたんですけど、決められてしまったのは、やはり自分の責任。なんとしてでも抑えたかったっていうのが率直な気持ちです」と。

画像: #2 高島一貴選手。後半の奮闘も、終盤に見せたその表情にはどうしようもない悔しさ、もどかしさがにじみ出ていた。

#2 高島一貴選手。後半の奮闘も、終盤に見せたその表情にはどうしようもない悔しさ、もどかしさがにじみ出ていた。

2Qを17−17の同点で終え、じわじわと追い上げたビーコルは、3Q残り2分4秒で、果敢なファストブレイクでレイアップを仕掛けた高島選手が、グラウジーズ岡田選手のディフェンスをかわす2Pシュートで、46−47と遂にビーコルが1点を逆転!

画像: グラウジーズ岡田優選手のディフェンスをかわしレイアップシュートを決めるビー・コルセアーズ高島選手。

グラウジーズ岡田優選手のディフェンスをかわしレイアップシュートを決めるビー・コルセアーズ高島選手。

「あれで、1点差で逆転して、あのまま流れがくると思ったんですが、相手は、闘い方とか、自分たちのプレーを崩さず、冷静にプレーしていたので、ここから乗ろうというときに、自分たちの流れに持っていけなかったのが、すごい残念です」

ビーコルがリードしていた時間はわずか17秒。この後に追加点を入れられなかったビーコルは、3Q残り1分47秒にグラウジーズに2Pシュートを決められ、再び勝ち越しされると、そこから小刻みに点を入れられ54−47と再び点差を付けられて3Qを終了。以降、4Qでの必死の猛反撃も、最後までリードを奪うことは出来ませんでした。

画像: 高島選手の見事なレイアップシュートで遂に逆転し歓喜に湧くビーコル。ここから大逆転のビーコルが始まると思われたのだが…

高島選手の見事なレイアップシュートで遂に逆転し歓喜に湧くビーコル。ここから大逆転のビーコルが始まると思われたのだが…

GAME3にまでもつれ込んだ残留プレーオフ1回戦で、ラスト1秒での逆転ブザービーターを決めたエース川村選手。しかし、この日の2回戦では前半1Qと2Qでわずか2得点とまさかの大失速。

思うように得点することが出来なかった川村選手は、後半でなりふり構わず奮戦しました。相手のフリースローではブースターディフェンスを煽り、凄まじいほどのエネルギーがその気迫から伝わって来ました。

画像: グラウジーズのフリースローで、ブースターディフェンスを煽る川村選手。「頼む!力を貸してくれ!」そう言わんばかりの、なりふり構わないエースのアピールだった。

グラウジーズのフリースローで、ブースターディフェンスを煽る川村選手。「頼む!力を貸してくれ!」そう言わんばかりの、なりふり構わないエースのアピールだった。

後半に入り、3Qと4Qで巻き返し、シュートを打ち続けた川村選手の必死懸命な姿、表情は、鬼気さえ感じられました。

画像4: 美しくも誇り高き海賊たちは、最後の最後まで諦めない!
〜横浜ビー・コルセアーズ残留プレーオフ2回戦レポート〜

どんな点差になろうとも勇猛果敢に猛進を繰り返す海賊の姿に、ビーコルのエースは間違いなく川村卓也なのだと感じずにはいられませんでした。想像を絶するほどの大きな使命感を背負って闘う川村選手の姿を目の当たりにしたとき、鳥肌が立ちました。

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〜横浜ビー・コルセアーズ残留プレーオフ2回戦レポート〜

グラウジーズ79点目のフリースローがリングに吸い込まれ、4Q残り8秒で8点差は痛感の極み。敗戦を告げる無情のブザーが鳴り響くなかで、川村選手は、しばらく顔を上げることが出来ませんでした。しかし、ビーコルブースターは思ったでしょう。前を向け!前を向け!と。

画像: 無情の敗戦を告げるブザーが轟くコートで川村卓也は滴る汗を拭おうともせず、しばらく顔を上げることが出来なかった。

無情の敗戦を告げるブザーが轟くコートで川村卓也は滴る汗を拭おうともせず、しばらく顔を上げることが出来なかった。

グラウジーズの選手たちは、そんな川村選手に手を差し出し、抱きしめ、健闘を讃えました。その光景は、すべての力を出し尽くした、雌雄を決した男たちが見せたあまりにも美しい光景でした。

グラウジーズのボブ・ナッシュHCは試合後の会見で「横浜ビー・コルセアーズの賞賛を忘れてはいけない」と大きく讃え、グラウジーズのブースターからは「GO!GO!ビーコル!」と大エールが沸き起こっていました。その光景は、スポーツの闘いでこそ味わえる大きな感動でした。

画像: グラウジーズの選手たちが、川村卓也を抱きしめる。闘い抜いた男たちの姿は美しくも心に響いた

グラウジーズの選手たちが、川村卓也を抱きしめる。闘い抜いた男たちの姿は美しくも心に響いた

79-71。8点差の悔敗で、5月28日国立代々木競技場第一体育館で行われる入れ替え戦への出場が決まり、必死の大ブーストを送ったスタンドのビーコルブースターに手を合わせ、わびていた川村選手。

画像6: 美しくも誇り高き海賊たちは、最後の最後まで諦めない!
〜横浜ビー・コルセアーズ残留プレーオフ2回戦レポート〜

「出だしで自分がリズムを持ってこれなかった。簡単なシュートを外してしまったり、僕の出来が大きくチームに影響してしまった」と、敗戦の責任を一人で背負ったビーコルのエース。

画像7: 美しくも誇り高き海賊たちは、最後の最後まで諦めない!
〜横浜ビー・コルセアーズ残留プレーオフ2回戦レポート〜

顔の前で合わせた手が離れた時に見えた川村選手の眼光は、鋭く燃えたぎっているように見えました。

「チームとしては、3Qの出だしから、約6、7分ぐらいで、自分たちが積極的に仕掛けて行ったことで、いいリズムが生まれていました。幸いにもあと1試合ゲームが出来る。今年のビーコルの集大成を次の試合に反映させて、B1にしっかり残留したいと思います」

ビーコルのエースはあとひとつ残された最後の大決戦に向けてしっかりと前だけを見据えています。

画像8: 美しくも誇り高き海賊たちは、最後の最後まで諦めない!
〜横浜ビー・コルセアーズ残留プレーオフ2回戦レポート〜

この日の試合で、どんなビハインドでも、決して諦めずに向かっていった誇り高き海賊たち。そして怒涛のブーストで選手を後押しし続けたビーコルブースターたち。これが雌雄を決する戦い。最後の最後まで諦めず、向かって行くコルセアーたちの姿に心を大きく動かされました。

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画像12: 美しくも誇り高き海賊たちは、最後の最後まで諦めない!
〜横浜ビー・コルセアーズ残留プレーオフ2回戦レポート〜
画像: 誇り高き海賊とビーコルブースターは、最後の最後まで諦めない。5月28日今季最後の大決戦に挑む。

誇り高き海賊とビーコルブースターは、最後の最後まで諦めない。5月28日今季最後の大決戦に挑む。

まだ終わったわけではない、まだ降格が決まったわけではない。高島選手は試合後こう語ってくれました。

「今日、本当に多くの方たちが、選手の背中を押してくれたことは、選手たち自身もすごく感じています。これで終わったわけではないですし、まだチャンスがあるっていうことは、今日のこの負けた試合を(次の試合で)また勝ちに活かせれるチャンスがあるっていうことなので、選手は本当に下を向かないで、チーム一丸となって、最後の最後までビーコルブースターのために闘い抜きたいと思っています。このままでは終わらせません! 28日、また会場に来て、選手の背中を押してください!」

高島選手のこの前向きな言葉に代表されるように誇り高き海賊たちは、5月28日、B2 3位になった広島ドラゴンフライズとB1の座を掛けた今季最後の一大決戦に全総力を結集し挑みます!

ここまで、何度も土壇場の危機を乗り越え、大逆転のビーコルと言わしめて来た横浜ビー・コルセアーズ。この決戦で勝ってこその大逆転のビーコルです! あの歓喜のカタルシスをもう一度味わいたい! 応援しましょう! GO! ビーコル!!

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