あぁ、おいしい…。

はっ! いけないいけない! 今夜も原稿を書く前に酩酊状態になるところでした。

今回取材させていただいたのは、本格米焼酎の「白岳」や「しろ」が有名な、高橋酒造株式会社。熊本県人吉市に本社を構え、創業117年、熊本から全国へ、そして世界28カ国に向けてお酒とその文化を発信し続けている企業です。ロアッソ熊本のファン・サポーターの皆さんはもちろんのこと、Jリーグファンの皆さんも、ロアッソのユニフォームの胸部分にある「白岳」の文字をご存じの方は多いのではないでしょうか!?

お話を聞かせてくださったのは、お客様創造本部長の久保田一博さん。入社35年目になるという久保田さんは、高橋酒造を通じて、ずっとスポーツと関わってこられました。

画像: 「誰よりも多く会場に行って『参戦』する。それがスポンサーです」―高橋酒造株式会社―/がまだせくまもと!#62

高橋酒造は、福岡ソフトバンクホークスや、熊本城マラソンも第1回大会から6年にわたりスポンサーとして支援してきました。中でもロアッソは、JFL時代、まだチーム名が「ロッソ熊本」だったころから十数年にわたり見守ってこられたそう。

「ロアッソの社員の皆さんはもちろんのこと、ゴール裏のサポーターの皆さんも、みんな知ってますよ! ホームゲームはほぼ毎回行っています。仕事関係のお客さまを連れていくこともあるんですが、お客さまをメインスタンドの方にご案内した後、自分はゴール裏に行ったりしています(笑)」

選手並みにスタジアムを走り回る(!?)久保田さん

夏の暑い日にはハーフタイムに「しろ」の水割りを作り、お盆いっぱいに乗せてフラフラしながら差し入れをし、取材を受けるためにスタジアムの裏階段を駆け上がる。試合の日はこうしてスタジアムを走り回っているという久保田さん。「1試合で何キロか痩せて帰ります(笑)」とのこと。

「年に2回『白岳サンクスマッチ』がありますが、その試合では、エスコートキッズを弊社で選ばせていただいています。時には会社の地元である人吉・球磨地方の少年サッカーチームを呼んで、選手たちと実際に手をつないでもらい、子どもたちに夢を与えるということを長年やってきました。そしたら今では、ロアッソのジュニアユースに人吉・球磨地方出身の子が11人も在籍するようになりました。

また、中学校から依頼を頂き、間に入って、巻(誠一郎)選手を講演に呼ばせてもらったり、企業の集まりにロアッソの池谷(友良)社長をご案内して講演してもらったり。ロアッソさんと県民の皆さん、そして子どもたちの距離をグッと近付ける、そんな役割をさせていただいているのかなと思います」

そもそも、『お金を出してるからスポンサー』ではない

そして久保田さんの活動は、県内だけにとどまりません。私が久保田さんに初めてお会いしたのは、熊本ではなく東京でした。「ロアッソ熊本東京応援団」という、関東在住のロアッソサポーターの皆さんのイベントに参加されていたのです。その時に、決して“スポンサーとして出席している”という姿勢ではなく、サポーターの皆さんとお友達のようにお話をされている姿がとても印象的でした。

昨年も、東京や千葉など、アウェーだけで5回行ったという久保田さん。ホームでは“スポンサー席”というものもあるそうですが、アウェーのチケットはご自分でセブン-イレブンやローソンに行き、買っていらっしゃるそうです。

「ロアッソの理念は、『県民に元気を』『子どもたちに夢を』『熊本に活力を』。それが私たちの会社の方針に合致して、スポンサーをさせていただいています。テーマが『元気』や『活力』を与えるということであれば、チームや選手、フロントスタッフとだけ関わるのではなく、その周りにいるボランティアスタッフ、熊本の応援団、関東の応援団といったグループの中にも溶け込んでいく必要があると思います。そもそも、『お金を出してるからスポンサー』ではないと思っています。誰よりも多く会場に行って、応援するだけじゃなくて、『参加する』だけでもなくて、『参戦』です。『参加して戦う』という(笑)」

おぉっと!? なんだか想像していた以上に熱くなってきました…!!(笑) これは、私が想定していた、いわゆる“スポンサーインタビュー”とは何だか違うかも!?

「ロアッソさんの試合時に何かやらせていただくだけではなく、高橋酒造からも『しろ ロアッソ熊本応援ボトル』を販売しています。これはクラブの認可ではなく、Jリーグにロイヤルティーを支払い販売しているものなんですが、その関係で、3年前からJリーグアウォーズのパーティーで『しろ』や『白岳 くまモンボトル』を出していただけるようになりました」

おぉー! そうなんですね! 熊本の焼酎がJリーグアウォーズという場で、J1・J2・J3全ての監督や関係者さまたちに飲まれているなんて、私も熊本人としてうれしいです!

ロアッソはもちろんのこと、今ではJリーグに対しても貢献している高橋酒造。本当に楽しそうにお話をされる久保田さんですが、ここまで来られたのも、一筋縄ではなかったようです。2007年、全国のスポーツファンとスポーツ関係者の常識を揺るがした大事件とは――!? その舞台裏には、高橋酒造のスポンサーとしての信念が秘められていました。

(第2話へ続く)

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