J2ロアッソ熊本のホームスタジアムであり、4月9日になでしこジャパンの国際親善試合「キリンチャレンジカップ2017~熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本~」が行われた、「えがお健康スタジアム」。2月1日からそのネーミングライツを取得し、名付け親となったのは、株式会社えがおでした。

●前回の記事
【第1話】「熊本城マラソン」「えがお健康スタジアム」 株式会社えがおがスポーツを応援する理由とは――?/がまだせくまもと!#57

同社は熊本市東区に本社ビルを構えていますが、その場所は、熊本地震の際に震度7を観測した益城町から約4キロという距離。昨年は会社としても苦しい1年だったはずですが、どのように乗り越え、スタジアムのネーミングライツ取得という大きな決断をするに至ったのでしょうか。

引き続き、広報部 部長の稲葉俊介さんと、広報課 リーダーの菊池美咲さんにお話を伺いました!

支援の始まりは、「入っていいですか?」「どうぞ」というところからだった

益城町に程近い本社ビルには、地震発生当初、100人ほどが避難されていたそう。人々に健康や笑顔を提供し、広く社会に貢献することを理念とする同社は、ごく自然に身近な支援から始めていったようです。

「『入っていいですか?』と聞かれたら、『どうぞ』っていうところから始まって。社員みんなが勝手に…と言ったらあれですけど、自然に受け入れた形です。北野(忠男 代表取締役社長)もすぐに来て、今後どうしていくかという話がありました」(稲葉さん)

画像: 写真提供=株式会社えがお

写真提供=株式会社えがお

その時北野社長がお話されたのは、「厳しい状況の中でも、社員一人ひとりが頑張れば、落ち込んだ業績は上げることができる。会社は、自分たちが頑張れば何とかなる。だから、どんな状況であったとしても、支援ができないということはない」ということ。

そうして、お客さまだけでなく、全ての熊本県民への支援が始まっていきました。

地震発生の3日後からは、各避難所に自社の青汁やサプリメント、取引先から届けられた水などいろいろな物資を届けました。北野社長も自ら炊き出しを行ったり、社員の皆さんは高齢者の方が住む家の片付けを手伝ったり。会社の業務もこなしながら、休みの日に支援活動を行い、避難所を回ったその数はなんと350回以上、配った青汁は34万袋…!

ロアッソ熊本の巻誠一郎選手と一緒に避難所を回ったり、全国から訪れたサッカー選手をはじめとする著名人の方々と一緒に、避難所に足を運び、支援活動を行いました。

画像: 香川真司選手や岡崎慎司選手、長友佑都選手など、日本代表メンバーが復興支援に訪れた時のもの。

香川真司選手や岡崎慎司選手、長友佑都選手など、日本代表メンバーが復興支援に訪れた時のもの。

「そして、ある程度目の前の復旧が落ち着いてきたところで、支援の仕方も徐々に変わってきたんです」と稲葉さん。

昨年9月には、北野社長から大西一史 熊本市長へ支援金の寄贈が行われました。避難者の方々に寄り添い、より近くで心と体の健康を支える活動から、熊本市全体の復興を願う支援へと、徐々に形を変えていったのです。そして、支援の形はさらに幅を広げ、地震の影響により観客席の約半分が使えずにいた熊本県民総合運動公園陸上競技場に対しても、何か力になれることはないかと考えるようになりました。

画像: 2016年7月3日のロアッソ・ホーム再開戦にて。以降、2017年3月までバックスタンドは使えずにいた。

2016年7月3日のロアッソ・ホーム再開戦にて。以降、2017年3月までバックスタンドは使えずにいた。

「(競技場の)支援ができないかといろいろ考えている中で、ネーミングライツを取ることで貢献できるのではという考えに至ったんです。それに、陸上競技場では、プロスポーツだけでなく健康のためにいろいろな運動が行われている。健康を実現する“場”を支援することによって、県民の皆さまの健康へのお手伝いができればいいなという想いで、『えがお健康スタジアム』と名付けました」

健康を実現する“機会”となるスポーツイベント、そして、健康を実現する“場”であるスタジアムを支援する、株式会社えがお。健康に強くこだわるのは、北野社長の熱い想いなのだそうです。

「すごく人情溢れる、熱い人なんです。短い時間ではちょっと語り尽くせないくらい…(笑)」と、何だか本当に語り尽くすことができなさそうな稲葉さん(笑)。そんな北野社長が、もう一つ、熱い想いを持っているものがあります。

それは、“熊本”。

自身が生まれ育ち、会社を育んでもらった“熊本”に対して貢献したいという想いで、ロアッソ熊本と協力し、県民に笑顔を届けています。次回は、そのロアッソとの関わりについて、もう少しお話を聞いてみようと思います!

(第3話へ続く)

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