スペイン発祥のラケットスポーツ「パデル」。
同国では競技人口が約400万人(2016年時点)と人口の10%を占め、テニスの約4倍ともはやメジャースポーツに。
壁で仕切られたコンパクトなコートと、ユニークなルールが生み出すプレーの多彩さ。そしてBBQとセットで楽しむ手軽さに魅了される人が続出。
日本でもにわかに盛り上がり始めた新感覚ラケットスポーツの魅力をお届けしています。

●前回の記事
第1話 あの著名人も愛好!スペイン発で人気急上昇!“手軽な奥深さ”で日本でもハマる人が続出
第2話 テニスとどう違うの?“入りやすくて奥深い”パデルのルールをおさらい

適度なユルさが、チョウドイイ

今回の体験取材でインストラクターを担当していただいたのは、スタッフの吉元さやかさん。テニスと二足のわらじを履きます。

画像: インストラクターを担当してくれた吉元さやかコーチ。美人コーチのレッスンにやる気もup!/Ⓒ2017 Padel Asia inc.

インストラクターを担当してくれた吉元さやかコーチ。美人コーチのレッスンにやる気もup!/Ⓒ2017 Padel Asia inc.

「アメリカで高校から大学までテニスをしていたんですが、帰国して就職後は月イチ程度でやっていました。そんな時にパデルを知って、テニスと似てるならできるかなって。やっていくうちに深さにハマっていった感じですね」

そんな吉元さんのコーチングの下、パデル体験がスタートです。

画像1: 適度なユルさが、チョウドイイ

まずはフォームから入り、パデルボールを用いた実践トレーニングへステップアップ。テニス経験のある編集者N氏は、経験者だけあってサマになっている一方、ラケットスポーツ未経験の筆者は、いささかぎこちなさが目立ちます。

「打つ時は前に踏み出しながら!」
「そーそーナイスでーす!」

吉元コーチのよく通る高い声がコートに響きます。

画像2: 適度なユルさが、チョウドイイ

個人レッスンを受ける筆者に対して、慣れた手つきの編集者N氏。続いて周囲の壁を利用したリターンの練習です。壁に跳ね返った相手のショットを打ち返す“間接リターン”と、自ら壁にボールを打ち、跳ね返りで相手コートに打ち返す“壁ドンプレー”(注:どちらの技も筆者が勝手に命名)。パデルならではのテクニックです。

するとここで逆転現象が。“間接リターン”を小気味よく反対コートに放り込む筆者。一転、N氏は空振りを連発。首をかしげるN氏に、吉元さんがほほ笑みます。

「テニス経験のある方は、前から来たボールを打ち返すことに慣れてしまっていて、後ろから来るボールを拾うように打ち返すのに違和感があるからかもしれませんね。私も最初のころはちょっとビックリしちゃいました(笑)」

サーブ、ボレー、スマッシュ、リターンと一通り終えた後は、いよいよゲーム形式のレッスンです。玉井さんも加わり、試合開始!

画像3: 適度なユルさが、チョウドイイ

さすがは玉井さん、“間接リターン”や“壁ドンプレー”もうまく交えながら、ボールをさばいていきます。ペアを組むN氏も、次第にプレーが板に付いてくる。

他方で、筆者は少々苦戦。ペアの吉元さんにおんぶに抱っこです。ゲームを終えて玉井さんから筆者へ一言。

「珍しい! 普通はもうちょいできます(笑)」

筆者ほどできない人は少数派のようですが、アンダーハンドでのサーブや、ラリーのスピードがそこまで速くないことも相まって、試合展開もどこかまったりとした雰囲気。パデルの“入りやすさ”を実感です。そして、何と言ってもパデルのプレーを深める要素は、壁を利用したリバウンドショット。

「(リバウンドショットのタイミングを)いつつくり出すか、というところですよね。待っていればいいのに、ボールが目の前に来るとつい打とうとしてしまったりして。それを一回スルーして後ろの壁に当たって跳ね返ったところを打つといったパデルプレーをしていく、という。それもまた“奥深さ”。私もまだ勉強中なんですけどね」(吉元さん)

パデル初体験を終えて一つ気付いたことがありました。ほとんど息が上がらないのです。

「テニスだと走る距離が非常に長くなるんですが、パデルは4歩、5歩くらい動けば全てのショットができてしまう。サーブもアンダーハンドなので激しく体を動かすショットはないんですね」と玉井さん。

ゆるりとプレーできるパデルの魅力を、実体験をもって感じることができたのでした。次回は、玉井さんの取り組むパデル普及活動についてのお話です。

(第4話へ続く)


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