日本で最もメジャーなスポーツが野球であることは間違いないだろう。ところが近年、スポーツの幅が広がり、野球のことがよくわからないという人たちも増えてきた。その代表格は少年を中心にプレー人口を増やしたサッカーだろう。

そこで野球の専門家と、サッカーのライターが対談し、お互いのイメージや特徴などを容赦なく聞いてもらった。

野球代表は、プロ野球、千葉ロッテマリーンズや阪神タイガースで活躍し、引退後は格闘家に転向してK-1に出場。その後、野球解説者や指導者として活躍している立川隆史氏。

そんな専門家に、授業以外で野球の経験がなく、いまだ野球の試合を見たことがないというサッカージャーナリストの森雅史が質問をぶつける。ヒヤヒヤもののタブーなき対談、第7回をお届けしたい。

画像1: 野球とサッカー、飲み会と遠征のアレコレ

立川:サッカー選手の飲み方って半端ないですね。

森:え? そうですか? 僕は野球選手のほうが酒豪なんじゃないかと思っていました。打席に入るとき、バットに向かって酒しぶきをプシャーとか。あ、あれは漫画でした。でも、野球選手は毎日試合の後飲みに行ってるんじゃないですか?

立川:その毎日試合というのがポイントなんですよ。試合が終わってどこかに出かけてご飯を食べて、そのときに少し飲むくらいですね。翌日の試合のことを考えると、深酒はできないんです。その点、サッカー選手の弾け方はすごかった。しっかり目撃しました。

森:確かにサッカー選手は1週間に1回しか試合がない時期って、試合の翌日はだいたい休みですからね。ナイトゲームが終わって出かけて、朝まで飲んでいるところを僕も見たことがあります。

立川:野球選手は、地元での試合のときは終わったら家庭がある選手は家に帰りますし、遠征先でちょっと飲みに行くぐらいだと思いますよ。

森:すごい偏見かもしれないんですけど、野球選手って、遠征先にいつも行くレストランがあって、その後行く決まったスナックがあって、そこに顔なじみの女性が必ずいるというイメージが……。

立川:遠征先ごとのってことですね(笑)。

森:サッカーの場合って、アウェイゲームではどんなに長くても2泊3日なんですよ。試合前日に現地入りして、試合の翌日ホームに帰るという感じで。もちろん試合前は外出できないでしょうから、試合当日に泊まるときだけ出かけられるんです。だからその土地の人と出会うことって少ないと思うんですよね。

立川:野球は3連戦の遠征なんかがありますからね。1軍選手になると1年の3分の1以上は遠征していますから。だから余計に、休みの日の前に遊びに出かけるんじゃなくて、休日は家に帰って家族サービスするか、どこにも出かけないでしっかり体を休めるかという感じなんですよ。

森:そう言えば、サッカー選手も飲み会が終わって帰ったら、しばらく走ってその日に摂取したカロリーを消費してから寝ると言っていた人がいました。

立川:お互いスポーツ選手なんで、身体は大切にしてるでしょう。

森:ところで、僕が持っているイメージはどうなんでしょう?

立川:ま、独身のうちはいいんじゃないですか。出会いがあるってことで。

森:ということは……。

立川:ご想像にお任せします。でも、野球選手の場合はサッカー選手ほど飲みませんよ(笑)。

<続く>

 
[プロフィール]

画像2: 野球とサッカー、飲み会と遠征のアレコレ

立川隆史(たちかわ・たかし)
1975年10月7日、千葉県千葉市に生まれる。幼いころから野球に親しみ、中学で野球部に入ろうとするが、坊主頭がイヤでバスケット部を選択。しかし高校で再び野球の道に戻ると、ドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団した。その後、4番打者を務めるなどの活躍を見せた後、阪神に移籍。阪神でも4番の大役を務めるなどしている。引退後はコーチなどをしていたが、2007年にはK-1 JAPANで格闘家としてもデビューするなど異色の経歴を持った。現在は野球解説者ならびに指導者として活躍中。

画像3: 野球とサッカー、飲み会と遠征のアレコレ

森雅史(もり・まさふみ)
12月12日、佐賀県有田町に生まれる。週刊専門誌を皮切りに数多くの雑誌・書籍に関わってきた。強引な理論を振りかざした突破と爆発的な筆の遅さで読者の予想を超えるオチを目ざしているがいつも苦戦している。地道な取材の前線で体を張り続けているものの、書き始めるまで結論がどこになるのか本人にもわからない。キュートでニートなフットボールジャーナリスト。

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