横浜ビー・コルセアーズ連載第2弾、これまでの記事はこちら↓
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横浜ビー・コルセアーズの日本初『フラワーアート✕スポーツ』のコラボレーションに見た地域密着球団の姿

こんにちは! 激カメ大亀です! 2月4日と5日、横浜ビー・コルセアーズ(通称ビーコル)のホームアリーナ横浜国際プールで、特大フラワーアートイベントが開催されました。今回は2月4日の試合前に、このイベントを取材撮影したレポートをお届けします!

画像1: 横浜ビー・コルセアーズの日本初『フラワーアート✕スポーツ』のコラボレーションに見た地域密着球団の姿

このイベントは、ビーコルのホームタウンである横浜市が、3月25日から行う『第33回全国都市緑化よこはまフェア』の応援企画として開催されました。今回のこの取り組みは、地域密着に力を入れる横浜ビー・コルセアーズならではのイベントです。

画像: インフィオラータと呼ばれるフラワーアート。よこはまフェアのシンボルキャラクターGARDEN BEAR(ガーデンベア)は、ひと際大きく目立っていた。

インフィオラータと呼ばれるフラワーアート。よこはまフェアのシンボルキャラクターGARDEN BEAR(ガーデンベア)は、ひと際大きく目立っていた。

参加したのは、ビーコルのホームタウンにある地元小学校の生徒たち、ビーコルブースター、横浜市の職員ら約100名。よこはまフェアのシンボルキャラクターGARDEN BEAR(ガーデンベア)や、ビーコル選手12名の顔などをデザインした縦16m×横24mの特大フラワーアートを、1万5千本ものカーネーションを使って、朝からみんなで5時間かけて作成しました。

画像: 作品を作る前の下ごしらえも根気のいる作業だ。それでもみんなとても楽しそうに作業を進めていた。

作品を作る前の下ごしらえも根気のいる作業だ。それでもみんなとても楽しそうに作業を進めていた。

まずは作品を作る前の下ごしらえ。午前中、用意された色とりどりのカーネーションの花を茎からもぎり、手でこねてバラバラにして、絵の具の様にそれぞれの色に分けて行きます。

画像2: 横浜ビー・コルセアーズの日本初『フラワーアート✕スポーツ』のコラボレーションに見た地域密着球団の姿

今回皆さんが作るフラワーアートはインフィオラータと呼ばれています。約400年の歴史を持ち、世界各国で楽しまれているインフィオラータは、イタリア語で花の絨毯を意味します。

横浜ビー・コルセアーズの代表、植田哲也さんにお話を伺いました。

「スポーツとインフィオラータのコラボレーションは今までやったことがなくて、今回のこの取り組みが日本で初めてなんです」

このインフィオラータが、スポーツとコラボレーションするのは、なんとビーコルが日本で初めて! アートイベントとしても歴史的なものになりました。

「それがビーコルでできたことは、とてもありがたいことです。地域の方みんなで参加して、みんなで作り上げようということで、横浜市だけじゃない、ビーコルだけじゃない、みんなのイベントにして、3月25日からの『全国都市緑化よこはまフェア』に繋げていく。そんな目的で、お話をいただいたんですが、皆さん、時間がない中で本当に頑張って作っていただきました。選手もとても喜んでくれています」

画像3: 横浜ビー・コルセアーズの日本初『フラワーアート✕スポーツ』のコラボレーションに見た地域密着球団の姿

 
写真のインフィオラータは、ビー・コルセアーズのエンブレム。因みに海賊の帽子が「ハ」、エンブレムのふちが「マ」となっていて、横浜の「ハマ」の字がデザインに盛り込まれています。手前の白い薔薇は、帽子の右側に組み込まれるもの。薔薇は横浜の市花で、このエンブレムにはカッコよさの中にも様々なメッセージが込められています。

画像: ビー・コルセアーズのエンブレムを彩っていく参加者。おらが街のチームエンブレムだけに思い入れもたっぷり。そこに勝利の願いを込める。

ビー・コルセアーズのエンブレムを彩っていく参加者。おらが街のチームエンブレムだけに思い入れもたっぷり。そこに勝利の願いを込める。

インフィオラータを日本に広めたのが、花絵師でエフェメラル・アーティストの藤川靖彦さん。日本におけるインフィオラータの第一人者である藤川さんが、今回のイベントで皆さんを指導して作品を作り上げて行きました。

画像: エフェメラル・アーティスト藤川靖彦さん。日本におけるインフィオラータの第一人者だ。

エフェメラル・アーティスト藤川靖彦さん。日本におけるインフィオラータの第一人者だ。

イケメン選手が多いビーコルですが、特に細谷選手は繊細な表情で、午前中から藤川さん自ら手を加えていました。作業に集中されているその姿はとてもストイック。これが皆さんへのお手本となります。

画像: 参加者の皆さんが下ごしらえをしている間、ひとり細谷選手のインフィオラータに向かっていた藤川さん。

参加者の皆さんが下ごしらえをしている間、ひとり細谷選手のインフィオラータに向かっていた藤川さん。

藤川さんにお話を伺いました。

「今回、参加される皆さんの募集期間が短かったんです。どのくらい集まるんだろうと凄い不安だったんですが、ブースターのメンバーの皆さんとか、地元小学校の生徒さんたちだったりとか、沢山集まっていただいて、約100名集まってくれたんです」

画像: 花びらやカラーサンドを丁寧に敷き詰めて、表情と色彩を創っていく。とても精密で根気と集中力を必要とする作業だ。

花びらやカラーサンドを丁寧に敷き詰めて、表情と色彩を創っていく。とても精密で根気と集中力を必要とする作業だ。

各作品には、藤川さんをはじめ、それぞれリーダーとなるマエストロさんたちがついて、参加した皆さんに分かりやすく丁寧な指導を行い、インフィオラータをみんなで彩っていきます。

今回のインフィオラータは5時間ほどかけて創る大掛かりな作品ですが、なんとか試合が始まる前までに仕上げなければなりません。

「みんな、初めてなんですけども、本当に飲み込みが良くて、いい作品に仕上がりました」

画像: #10 ファイ パプ月瑠(ムール)選手を担当されていた皆さん。藤川さんがデザインした下絵と見比べながらの作業は真剣そのもの。

#10 ファイ パプ月瑠(ムール)選手を担当されていた皆さん。藤川さんがデザインした下絵と見比べながらの作業は真剣そのもの。

インフィオラータに使われるのは、午前中にみんなで下ごしらえして用意した花びらと、色の付いた砂のようなもの。この花びらと砂が、絵画でいうところの絵の具になります。

「色のついた砂は、カラーサンドといいまして、基本の素材は石灰、炭酸カルシウムなんです。よく小学校などで、運動場にラインを引く、アレです。アレに色を付けたものなんですよ」

画像: #2 高島一貴選手を担当されていた皆さん。髪は赤の花びら、顔の陰影はカラーサンドで表現されていた。

#2 高島一貴選手を担当されていた皆さん。髪は赤の花びら、顔の陰影はカラーサンドで表現されていた。

画像: カラフルにデフォルメされた顔の陰影を紙コップを使って丁寧にカラーサンドを撒いていく。とても集中力のいる作業だ。

カラフルにデフォルメされた顔の陰影を紙コップを使って丁寧にカラーサンドを撒いていく。とても集中力のいる作業だ。

下絵は、藤川さんがデザインしています。とてもカラフルに色分割された顔の陰影、赤で表現された髪、色合いがとても大胆にデフォルメされて、ポップアートな感じがします。

「ビー・コルセアーズさんから、選手のプロフィール写真をいただいて、それをデフォルメして、影とかをうまくデザインして行くんです。進撃の巨人みたいでしょ(笑)」

画像: 完成した #1 川村卓也選手のインフィオラータ。是非ビーコルHPのプロフィール写真と比べて見て欲しい。

完成した #1 川村卓也選手のインフィオラータ。是非ビーコルHPのプロフィール写真と比べて見て欲しい。

朝早くからみんなで材料を作って準備して、午後から作品に向かい製作していくのは、決して簡単なものではなく、根気と集中力がいる大変な作業でした。参加された女性の方は「なかなかない機会なので楽しいですね。子供に戻った気分です」と語ってくれたのですが、皆さんが口々に「楽しい」と笑顔を見せていて、指導した藤川さんも満足そうでした。

画像: #2 高島一貴選手のインフィオラータ

#2 高島一貴選手のインフィオラータ

「それぞれの作品に選手のファンが付いて、皆さん自分の好きな選手だから、丁寧に気持ちを込めて作ってくれていましたね。選手の方にも是非喜んでもらいたいです」

画像: 完成披露セレモニーでスピーチする藤川靖彦さん。

完成披露セレモニーでスピーチする藤川靖彦さん。

みんなで作り上げた渾身の力作は、4日の試合前に完成して、その後、5日の試合まで2日間に渡って展示公開されました。でも、その後は残念ながら取り壊されてしまいます。本当に、もったいなく思いますが、この短命なところもインフィオラータの美しさのひとつなんです。

画像: 完成したよこはまフェアのシンボルキャラクター・ガーデンベア。地元小学校の皆さんと一緒に撮影。

完成したよこはまフェアのシンボルキャラクター・ガーデンベア。地元小学校の皆さんと一緒に撮影。

「花の命は短い。生花を使っているので、その美しさもあるんです」

花で彩るインフィオラータ。短く限りある命で、はかなさを持つ花だからこそ、醸し出される美しさがそこにはありました。藤川さんが創り出す作品の数々は、エフェメラル、限りある命を使ったエフェラメル・アートです。

藤川さんはとても満足そうで、その表情は、みんなで頑張って作った作品の仕上がりの良さを物語っていました。

画像: 藤川さん自身も製作に参加した#0 細谷将司選手のインフィオラータ。

藤川さん自身も製作に参加した#0 細谷将司選手のインフィオラータ。

藤川さんは選手たちのインフィオラータの見どころを、こう語ってくれました。

「選手の実際の顔写真と作品を、どこまで似ているか、見比べてみると楽しいと思います」

画像: #42 ジェイソン・ウォッシュバーン選手のインフィオラータ。本当にそっくりに描かれている。

#42 ジェイソン・ウォッシュバーン選手のインフィオラータ。本当にそっくりに描かれている。

参加された皆さんにお話を伺いました。

「今日、参加できて良かったです。ビー・コルセアーズさんのために作ったフラワーアートが上手くいって良かったです。今日、初めてやったんですけど、楽しくて、綺麗にできたと思います」

画像: 地元小学校から参加した仲良しさんのお二人。照れながらも一生懸命答えてくれた。

地元小学校から参加した仲良しさんのお二人。照れながらも一生懸命答えてくれた。

「超楽しいです! スタッフの人とも仲良くなれたし、花を切るときとか、細かい作業が楽しいです。色を探すのも楽しいですよ。明日終わるとなくなってしまうので、残念でガッカリします」

指導するマエストロさんは、子供たちのこの言葉に「うれしいなぁ~」と感激していました。

画像: カメラにピースしてくれた地元小学校の生徒さんたち。みんなとても元気一杯にこの作業を楽しんでいた。

カメラにピースしてくれた地元小学校の生徒さんたち。みんなとても元気一杯にこの作業を楽しんでいた。

「今日は孫について来て、一緒に参加しました。若い方も一生懸命ですし、協力的で、とても楽しくやらせてもらいました。お花も綺麗で、選手たちの顔をよく覚えられました。作るのはちょっと大変でしたけどね(笑)。これで少しでもバスケットボールに興味を持ってくださる方が増えればいいなと思います。ビーコルは孫とみんなで観に来て、応援しています」

画像: #25 竹田謙選手を担当された方とお孫さん。普段から家族みんなで地元のチーム、ビーコルを応援しているそうだ。

#25 竹田謙選手を担当された方とお孫さん。普段から家族みんなで地元のチーム、ビーコルを応援しているそうだ。

「凄く楽しかったです。みんなと力を合わせて、ビー・コルセアーズの選手の作品を作るっていうのは、自分たちもビーコルのファンですから、凄く誇らしくてうれしいですね。もっともっと応援したい気持ちになります。ビーコルが勝ちますようにって、願いを込めました」

画像: #7 堀川竜一選手を担当したご夫婦さん。ホームゲームは、全部来ているという熱きビーコルブースターだ。

#7 堀川竜一選手を担当したご夫婦さん。ホームゲームは、全部来ているという熱きビーコルブースターだ。

試合前には完成披露セレモニーを行いました。畑澤健一都筑区長をはじめ、皆さんで最後の花を添えて完成です!

画像4: 横浜ビー・コルセアーズの日本初『フラワーアート✕スポーツ』のコラボレーションに見た地域密着球団の姿

みんなで作り上げた作品と一緒に記念撮影。「GO! ビーコーォ!! 」

画像5: 横浜ビー・コルセアーズの日本初『フラワーアート✕スポーツ』のコラボレーションに見た地域密着球団の姿

作品は2日間に渡って一般無料公開され、計7,358名が来場。千葉ジェッツを迎えた試合も熱戦となりました。4日の試合ではビーコルが波に乗る強敵ジェッツを相手に、ラスト1.7秒で川村選手が見事なブザービーターを決めて勝利! 作品に込めたみんなの想いと願いが通じたのでしょう。

作品は惜しまれつつも、この2日間の展示を終えて壊されてしまいましたが、3月25日からの『全国都市緑化よこはまフェア』では、この日の作業風景と皆さんの力作が紹介されるそうです。

地域の人々とチームが結束した、この素晴らしく美しいイベントに、地域密着のあるべき姿を見た気がします。地域のみんなで作り上げた『フラワーアート✕スポーツ』のイベント、そして地元の宝である横浜ビー・コルセアーズも、地域のみんなで作り上げていく。そんな想いを、参加した皆さんと主催した皆さんから感じることができました。
 
次回は、ビーコルのチアリーダーズB-ROSEにスポットを当てます! どうぞお楽しみに!

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