熊本市水前寺に、長年ロアッソ熊本の選手たちが通っている、まるで“家”のようなお店があります。その名も、「レストラン喫茶 グルメ」。

画像1: ロアッソの選手たちが通う「レストラン喫茶 グルメ」 夜遅くに入ってきた怪しい色黒の男とは…!?/がまだせくまもと!#48

外観は、赤レンガ調のレトロなたたずまい。そのドアを開けてみると、とてもかわいらしい笑顔の「ママ」が迎えてくれるのでした。

グルメは1978年にオープンし、嶋津さんご夫婦が二人三脚で営んでこられました。ロアッソの練習場の一つ、水前寺競技場から歩いて10分ほどの場所ということもあり、いつの間にかロアッソの選手たちやクラブスタッフも通うように。マスターが作る料理でおなかも心も満たされ、育まれてきたこの場所には、彼らの等身大の姿があったはず――。いろいろなお話を聞けることを楽しみに、私はグルメを訪れたのでした。

マスターは九州男児ということもあり、取材の時にはなかなか表に出てこないそう(笑)。お話を聞かせてくれた…というよりは、一緒に楽しいおしゃべりの時間を過ごしてくれたのは、ママでした。

「ここが、私が一番好きな席なんです」

そう言って通してくれた奥の席には、壁一面にロアッソのポスターが貼ってあり、サインもびっしり!

画像2: ロアッソの選手たちが通う「レストラン喫茶 グルメ」 夜遅くに入ってきた怪しい色黒の男とは…!?/がまだせくまもと!#48

Tシャツも飾ってあり、2008年にロアッソがJFLからJ2へ昇格し、クラブ名が「ロッソ」から「ロアッソ」へ替わった時の選手たちのサインが書かれていました。

画像3: ロアッソの選手たちが通う「レストラン喫茶 グルメ」 夜遅くに入ってきた怪しい色黒の男とは…!?/がまだせくまもと!#48

早速、話が弾みます。

「ちょうどこのころですね。J2に上がったころのメンバーから、お付き合いが始まったんです。最初に来てくれていたのは、3~4人くらいだったんですよ」と、ママは話します。

お店に来ていたあの人もこの人も、実はサッカー選手だった!?

ある日、閉店間際に「まだいいですか?」と、ある一人の男がお店に入ってきました。ママは、その男のゴム草履みたいなスリッパ、薄汚れたTシャツ、首に掛けたタオル、そして色黒…という姿にとてもびっくりしたそう。閉店の5分前だったということもあり、「すみません、もう閉店しました…」とお断りしたそうです。

すると翌朝、なんとその人がまたお店に! それが、当時ロアッソに所属していた中山悟志さん(現・ガンバ大阪 アカデミースカウト担当スタッフ)だったそうです(笑)。

当時サッカーに疎かったママは、中山さんがお店に通い始めてからやっとロアッソの選手であることに気付きます。するとある日、以前からお店に来ていた若者と中山さんが鉢合わせ。「おー!」「おぉー!」となんだか知り合いのようで、その若者もロアッソの選手だったことを初めて知ったのでした(笑)。

それから中山さんがほかの選手も連れてくるようになり、どんどんロアッソの選手たちが通うようになり、現在に至るまで脈々と続いています。

そして、選手たちがここに通う理由の一つに、料理のおいしさがあります。マスターがこだわりを持って作る料理は、とてもおいしいとのうわさ。

「お昼は食べて来られましたか?」

そんな優しいママのお言葉に甘えて、裏メニュー「ロアッソランチ」を食べながら引き続きおしゃべりをすることにしました。

(第2話へ続く)

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