残り1.7秒でブザービーターを決めた、ビーコルエース川村卓也の想いとは

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第1回 ラスト1.7秒のブザービーター!横浜ビー・コルセアーズが天皇杯王者から奪い取った劇的過ぎる勝利!

こんにちは! 激カメ大亀です! 2月4日横浜国際プールで行われたBリーグ横浜ビー・コルセアーズレポート連載第2弾、今回は2月4日の試合で劇的なブザービーターを決めたビーコル川村卓也選手のストーリーです。

画像: #1 川村卓也選手。初めて川村選手を撮影した時、どこか孤高なイメージを感じた。

#1 川村卓也選手。初めて川村選手を撮影した時、どこか孤高なイメージを感じた。

あのビーコルのエースが決めたしびれる勝利のブザービーター。そこには、ひとりの選手の想いとドラマがありました。

ビーコルのエースシューター川村卓也選手。川村選手と共にビーコルに来た僚友の高島選手は川村選手のことを「彼は本当に天才なんです」と評します。

画像: #1 川村卓也選手と#2 高島一貴選手。共に横浜に来た僚友だ。

#1 川村卓也選手と#2 高島一貴選手。共に横浜に来た僚友だ。

しかし、ここに至るまでには、苦悩の時期がありました。

川村卓也選手は、昨年7月、Bリーグに加盟する時期にビー・コルセアーズに移籍して来た選手です。移籍当初はビーコルブースターに受け入れてもらおうと努力したと川村選手は言います。

「ビーコルに最初に来た時は、まだまだ“お客さん”っていうふうな立場で見られていたりとか、まだ来て間もない選手みたいな捉え方をされていた雰囲気も、正直感じていました」

画像: 試合後の会見で質問に答えてくれた川村選手。

試合後の会見で質問に答えてくれた川村選手。

川村選手を最初に観た時に感じた孤高なイメージは、こういった背景があったのかもしれません。それでも自身のプレーで示し、少しずつブースターに認められていったのです。

「ゲームを重ねて行く中で、ビーコルの仲間になって行く過程が、凄く嬉しかった」

今ではビーコルになくてはならないエース選手です。

画像: チームの集中力が切れそうになった時、声を張り上げ、手を叩いて鼓舞する。

チームの集中力が切れそうになった時、声を張り上げ、手を叩いて鼓舞する。

この試合、川村選手が打ったシュートはゴールに嫌われ、なかなか決まらず、もどかしい表情を何度も見せていました。

「僕がもうちょっと確率良くシュートを決めていたら、もうちょっと楽な展開になっていた。嬉しい半面、個人的には反省の多い内容だったなと思っています」

試合後の会見で語った彼の言葉に滲み出るバスケットボールに対する生真面目さ。エース選手としての気概を感じます。

「先週の滋賀との2試合(※チームは連勝)なんかも、得点の面で全然チームに貢献出来なかったんで、なかなか自分のリズムとは言えないんですけど、でもやっぱり自分がシュートすること、自分がシュートを決めることが、チームのみんなも、観に来てくれているブースターも、求めてくれていると思っています」

画像: シュートをはずした後、何度も手の動きを確認していた川村選手。その姿にはエース選手のもどかしさがあった。

シュートをはずした後、何度も手の動きを確認していた川村選手。その姿にはエース選手のもどかしさがあった。

たとえ調子を落としていても、託された以上は絶対にひよらない、自分が決めてやるという、前向きな気持ちだけを持っていつも取り組んでいると川村選手は話します。

「決めてやるっていう気持ちがあれば入ってくれる。いくら外れても、果敢に攻め続けること、打ち続けること、それは常に大切にしているところです。そういう気持ちがあれば、ああいうシュートに繋がる」

画像1: 残り1.7秒でブザービーターを決めた、ビーコルエース川村卓也の想いとは

川村選手は、マイケル・ジョーダンのこの言葉を引用しました。

『30分の0であっても、オレは打ち続ける』

どんな時もひるまない川村選手の強靭なメンタルは、この言葉に支えられていたのです。

画像2: 残り1.7秒でブザービーターを決めた、ビーコルエース川村卓也の想いとは

川村選手には、やはりシュートが期待されます。しかし、それが上手くいかない時もあります。

「やっぱり自分がシュートだけ打って、じゃ入らないから何もやらない、交代しろっていうのは、20代前半の僕はそうだったかもしれないですけど。今の歳になって、経験を重ねて来て、シュートが入らないなら、味方を活かす、ディフェンスを頑張る、出てる限りは最低限やる。やっぱりシュートだけの川村っていうのは、僕はもういいかなって。もうお腹一杯なんで(笑)。やっぱ、シュート以外でも、わぁ川村いたら、めんどくさいなって相手に思わせられるようなことを出来たらいいなと思っています」

こういった考えを持つ選手がいることは、ビーコルの強み。相手にとっては脅威です。

画像3: 残り1.7秒でブザービーターを決めた、ビーコルエース川村卓也の想いとは

千葉ジェッツに土壇場で同点にされ、主力2人がファウルトラブルに陥っていた残り1.7秒で、チームは迷うことなくラストチャンスの命運を川村選手に託しました。

「自分がこのビーコルに来て、『ビーコルで勝ちたい』って、ずっとそう思っている中で積み重ねた想いも、あのシュートに乗せられたかなと思う。ああいった場面で、チームみんなが『タクで行こう』って言ってくれる今の状況に感謝しています」

画像: 劇的なブザービーター! ウォッシュバーン選手に抱きしめられながら川村選手は沸き立つビーコルブースターと共に歓喜の雄叫びを上げた。

劇的なブザービーター! ウォッシュバーン選手に抱きしめられながら川村選手は沸き立つビーコルブースターと共に歓喜の雄叫びを上げた。

試合後この試合のMVPを受賞した川村選手は、ブースターに向けてこう言いました。

「ホームっていいですね!」

と開口一番。茶目っ気も忘れません。

それでも続けた言葉は、やはりストイックで素直な想いでした。

「皆さんの声が本当に力になりました。僕らはチャンピオンシップに行きたいんで、ひとつも落とせないし、下位を争っているのは確かなんだけど、ここから白星を増やしていって、チャンピオンシップ進出が出来るようにこれから頑張っていくんで、是非僕らに付いて来てください!」

エースの想いと情熱がこもった「僕らに付いて来てください!」。みんなの心を燃えさせ、結束させる熱い言葉。グッと来ました。

画像: 今や名実共にビーコルのエースとなった川村選手。歓喜に湧くビーコルブースターを感慨深く見渡していた。

今や名実共にビーコルのエースとなった川村選手。歓喜に湧くビーコルブースターを感慨深く見渡していた。

川村選手に、ブースターの声援のことを聞くと、前を真っ直ぐに見据え、こう答えてくれました。

「特に(正月3日の)京都戦で3本のフリースローを与えてしまった場面で、3本とも外させたっていうのは、やはり僕らでは出来ることではないんでね。ああいうところは観ていてくれるブースターさんが楽しみながら、ブーストしてくれて、僕らのことを助けてくれたら、それこそバスケットボールを観に来てくれている醍醐味の一部を味わえているんじゃないかなと思います。本当に力強いと思います」

画像4: 残り1.7秒でブザービーターを決めた、ビーコルエース川村卓也の想いとは

川村選手にとってビーコルブースターはかけがえのない存在であり、共に闘う仲間。彼らと共に現時点での目標であるチャンピオンシップを目指す。横浜ビー・コルセアーズの背番号1、エース川村卓也から目が離せなくなって来ました。

次回は、この試合の前に行われたビーコルの地域密着イベント、日本初特大フラワーアートイベントのレポートをお届けします! どうぞお楽しみに!

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