12月24日、クリスマス・イブに行われた天皇杯・準々決勝、川崎フロンターレvs FC東京戦。ゴール裏には、たくさんのフロンターレサポーターの皆さんが駆け付けていました!

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第1話「天皇杯 決勝まであと3試合。フロンターレサポーターの想いとは!?」

試合はFC東京のホーム、味の素スタジアムで開催されましたが、試合開始前からフロンターレサポーターの皆さんもアウェーとは思えない声量で、とても勢いを感じました!

そして、たくさんのフラッグや横断幕も掲げられていました。その中には、今や超有名フラッグとなっている、FW大久保嘉人選手の得点をカウントする「YOSHI METER」(ヨシメーター)も。

画像1: ヨシメーターをカウントし続けた男。想いを乗せた大久保選手のシュートは…!?/フロンターレ 天皇杯決勝までの軌跡②

大久保選手は、風間八宏監督と同じく、昨年中から2016シーズン限りでフロンターレを離れるとの話が出ており、サポーターの皆さんの間でも別れを惜しむ声が上がっていました。

2013~2016シーズンまで、4年間にわたりフロンターレに在籍した大久保選手。実は、その大久保選手とともに走り続けた男がいたのです。ヨシメーターが誕生したのは、大久保選手が移籍1年目にJ1通算100ゴールを決めた時。その時からずっとヨシメーターの数字を張り替え続けた、フロンターレサポーターの鈴木薫さん。元アルゼンチン代表選手のフアン・ロマン・リケルメ氏に似ていることから、みんなに「リケルメ」と呼ばれているそうです(笑)。

画像2: ヨシメーターをカウントし続けた男。想いを乗せた大久保選手のシュートは…!?/フロンターレ 天皇杯決勝までの軌跡②

来る日も来る日も大久保選手と共に戦ってきたリケルメこと鈴木さん。ホームスタジアムの等々力陸上競技場では、よく見える2階席にヨシメーターを掲出しているのですが、どうしても1階の前の方で応援したい鈴木さんは、大久保選手がゴールを決めるたびに2階席へダッシュしていたそう。

「30秒以内に数字を替えることを目標に、やってきました。ゴールが決まった時に、タオルマフラーを振り回しながら歌う応援歌があって、それが大体30秒なんです。その間に替えるようにしています!」

ヨシメーターは注目度も高いので、毎回、大久保選手並みのプレッシャーを感じながら試合に臨んできたことでしょう。でもたまに、大久保選手がゴールしたと思ったら違ったということもあったそうです(笑)。そんな時は、2階席まで走っていくと、周りのサポーターの皆さんが「大久保じゃないよ!」と教えてくれたそう(笑)。

試合開始前に、天皇杯残り3試合へ向けての意気込みも聞かせてくれました。

「やっぱりここまでヨシメーターをやってきたので、最後は一緒に決勝まで行って、優勝して終わりたいです。嘉人と一緒に」

最後に「決勝までにあと何点取ると思いますか?」と聞くと、「10ゴール!」と答えてくれたリケルメ…、いや、鈴木さん。その想い、絶対大久保選手に届いているはずです。

そうして、いよいよ試合開始の時が来ました。

試合は序盤から、フロンターレのただならぬ想いが感じられる勢いで、“風間フロンターレ”らしい攻撃的サッカーでFC東京を攻め込みます。大久保選手も、キックオフ直後のシュートや、前半6分にはMFエウシーニョ選手へスルーパスを送り、チャンスをつくり出します!

「嘉人! 大久保! ゴールをー奪えー!
嘉人! 大久保! かわさーきのー嘉人ー!!」

サポーターの皆さんも団結した応援を見せる中、最初に決定期を迎えたのはフロンターレでした。前半20分、右サイドに走り込んだDF田坂祐介選手からのクロスに、大久保選手らしい嗅覚と駆け引きで、飛び込みながらのボレーシュート! 見事なゴールを決めたのでした!

画像3: ヨシメーターをカウントし続けた男。想いを乗せた大久保選手のシュートは…!?/フロンターレ 天皇杯決勝までの軌跡②

勢いが止まらないフロンターレは、続く前半28分、エウシーニョ選手がペナルティーエリア手前から豪快にシュートを放ち、ゴールを決めます! 2点を奪われFC東京も反撃に出ますが、決定的なチャンスはつくらせず、後半へと折り返しました。

FC東京も、何とか1点を返そうとします。後半10分、ゴール前での混戦からFC東京MF水沼宏太選手が難しい体勢で振り向きざまのシュートを放ち、フロンターレゴールを脅かしますが、ボールはゴールポストに跳ね返されます。FC東京はさらに攻撃に力を入れ、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開に。後半42分には、フロンターレがカウンターを仕掛け、大久保選手がドリブルからシュートを放ちますが、こちらもゴールポストに跳ね返され、とても悔しそうな表情です。

そして後半アディショナルタイムに入り、FC東京のFW平山相太選手がフリーキックから執念の1点を返し、試合はそのまま終了。「多摩川クラシコ」の名の通り、両者とも最後まで攻撃の手を緩めない激しい戦いとなりました。

試合後のヒーローインタビューで大久保選手は、「細かくパスをつないで、久々のゲームにしてはすごく良かったと思います。次(準決勝)はもっといい形で入っていけると思う。もうこの大会でしかタイトルは取れないので、チーム一丸となってタイトルを取りたいと思います」と話していました。

ヒーローインタビューの後、みんなでゴール裏に向かい、勝利の喜びを分かち合う選手たちとサポーターの皆さん。

画像4: ヨシメーターをカウントし続けた男。想いを乗せた大久保選手のシュートは…!?/フロンターレ 天皇杯決勝までの軌跡②

その笑顔をあと2試合、見せてほしい…! さぁ、次は日産スタジアムでの準決勝、対大宮アルディージャ戦です!

(第3話へ続く)

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