2016年12月18日、墨田区総合体育館。遂にこの日がやってきた。第34回JAWA(日本アームレスリング連盟)全日本アームレスリング選手権大会!

この大会は男子左右それぞれ10階級、女子左右それぞれ4階級で競われる、日本最大のアームレスリングの大会である。細かい階級等についてはJAWAサイト内の要綱をご確認いただくとして、丸の内スポーツフェスでアームレスリングに出会ったゆるすぽ4号としては初の公式戦の観戦である。今回はこの大会の中で行われる熱戦の模様を2回に分けてお届けする。

そしてこの記事を通して、少しでもアームレスリングに興味を持っていただければ幸いである過去のアームレスリング紹介記事はこちら→

開会式

大会は当たり前だが、開会式から始まる。来賓の祝辞や国歌斉唱があり、遠藤日本アームレスリング連盟会長、レフリー紹介と続く。

試合前の選手たちから、徐々に高まる緊張が伝わってくる。

画像: 開会式の選手たち

開会式の選手たち

画像: 開会式の遠藤会長

開会式の遠藤会長

そして遠藤会長が高らかに開会を宣言。ここに熱戦の火蓋は切って落とされた。

予選トーナメント

開会式が終わるとすぐさま、試合開始である。だが、競技の様子をお見せする前に簡単に大会のルールをお伝えしよう。

試合は各階級の予選トーナメントを6台のアームレスリング台を使い同時に進めていく。予選トーナメントを一位通過すると当たり前だが決勝進出、一位以外の全選手で敗者復活トーナメント戦を行いこちらの勝者が一位通過の選手と決勝を戦うシステム(決勝では敗者復活側は2勝が必要なハンデあり)。何はともあれ、決勝進出を目指してアームレスラーたちは戦うのである。

では、試合の様子を見ていくわけだが、どこから見ていくか。と、そこでまずゆるすぽ4号が目をつけたのは女子の部である。階級については最初に軽く触れたが、それを見ておや? と思われた方も少なからずいるのではないか。そう、このアームレスリングにはしっかり女子の部もあるのです!

腕っこきの男たちが熱戦を繰り広げるばかりが、アームレスリングではない。誰でもできるアームレスリングだからこそ、女たちの熱い戦いもまた当然のように存在するのだ。

参加人数は男子に及ばないまでも、熱戦が繰り広げられることには変わりなし。

画像: 女性陣も腕に物を言わせるのだ

女性陣も腕に物を言わせるのだ

気迫は男性のそれに勝るとも劣らない、女子アームレスリングの世界が存在することを、まずは知っておいていただきたい。

男子重量級、開始前

さて、女子レフトハンドの部をひとしきり観戦した後、男子の部の観戦に移る。ゆるすぽ4号としてはあまねくすべての階級を見て回りたいのだが、限られた時間の中ではちょっと難しい。そこで今回はある選手に注目して観戦することを、実はあらかじめ決めていた。その選手が100kg級の川原崇弘選手である。

川原選手は以前も取材に対応してくださり、その時にはちょっとしたアームレスリングのコツの伝授まで指導してくれた。去年は5位という成績をお持ちで、今回も上位を目指して戦われる。

そんな川原選手に挨拶を兼ねて意気込みを伺おうと思ったが、トーナメント初戦を前に集中したいタイミングにそれもどうか、と迷いつつも、思い切って声をかけてみたところ、快く応じてくださった。

試合前で集中している川原選手……

ただ、どちらにしてもいろいろ聞けるほどお時間をいただくわけにもいかない。であれば聞くことはただ一つ、今回の大会の目標である。

「まあ、去年の成績がありはしますがそれより1つでも、2つでも、多く勝つことですね。ただ、そんなには勝てないと思いますよ」

そう穏やかに話される川原選手。またまたご謙遜を、とこの時は思ったが、それはやったことどころか、実際の試合を見たことすらない者の思い込みであったと、後に知る。

男子ライトハンド90kg級

さて、会場には川原選手以外にも、以前、練習会を取材した際にお見かけした選手がいた。鵜沢洋志選手である。彼にも川原選手同様に近くで観戦させていただけないかとお願いしたところ快諾いただいた。

実際はこれ以前に上述した女子の部や、男子軽量の部も観戦していたのだが、実際の格闘技の試合同様に、やはり重量があるとどうしても試合の圧力が違ってくる。鵜沢選手の試合も、迫力のあるものだった。

画像: 勝負の臨む鵜沢選手(右)

勝負の臨む鵜沢選手(右)

画像: 勝負!

勝負!

ただ、惜しくも予選、敗者復活ともに緒戦で敗れる。しかし白熱した好試合を見せていただけた。

試合後、本大会の感想を伺った。

画像: ポーズを取ってくれつつも、やはり悔しそうな鵜沢選手

ポーズを取ってくれつつも、やはり悔しそうな鵜沢選手

「本戦でイマイチ、上手くハマらなくて敗者復活ではやり方を修正しました。それで少し勝てた部分はありますが、まだ足りないですね。もっと試行錯誤して次に進んで行きます」

引き続きこの階級にこだわって戦い続けていく、と締めくくった鵜沢選手。次の大会でも、さらなる熱戦を見せていただけることだろう。

ということで、今回はここまで。次回は鵜沢選手の90kg級よりさらに重量のある100kg級で戦う川原選手の姿や、決勝、会長のコメント等をご紹介したい。

<続く>

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