2016シーズン、ロアッソ熊本のとても大事な2試合で掲げられた、「がまだせ 熊本 負けんばい」と書かれたビッグフラッグがあります。

その制作秘話について、有限会社染太郎 代表取締役の影山洋さんと、Playful 代表の稲葉祐介さん、お二方にお話を伺いました。

画像: 左=有限会社染太郎 代表取締役 影山洋さん、右=Playful 代表 稲葉祐介さん

左=有限会社染太郎 代表取締役 影山洋さん、右=Playful 代表 稲葉祐介さん

●前回までの記事
がまだせくまもと#44『「がまだせ 熊本 負けんばい」ビッグフラッグ物語 ~染太郎を訪ねて~』
がまだせくまもと#45『3人目の仲間は巻誠一郎選手! フラッグに寄せられたメッセージは1000人を超えた!』

このビッグフラッグにプリントするメッセージは、ロアッソの巻選手が被災地の方々から集め、稲葉さんは全国各地を飛び回り、選手・クラブスタッフ・サポーターの皆さんから集め、その数は1000名分を超えるほどまでになりました。そして影山さんの手元に届いたメッセージからどんどんプリントしていき、ついにフラッグは完成の時を迎えました。

できあがったビッグフラッグをクラブに渡す時、影山さんは少し不安もあったと言います。あのころ熊本は、全国から「頑張れ!」という応援をいただいていましたが、逆にそれが重荷になっていないかという心配もあったようです。

「巻選手も協力してくれましたが、僕らは関東の人間なので、全然縁もゆかりもない人間が『これ作ってきました』って渡して受け入れられるのかどうかと。でも、自分のこれまでの実感から、これだけのサイズのフラッグを見た時に、必ず心の中で何かが動くということはわかっていたので、それだけでもいいかなと思って」

一方、稲葉さんはこんな思いだったと言います。

「大事な試合の時に使っていただけたらいいなと思っていたので、うまスタの再開戦も、ホーム最終節もうれしかったですね。例えばこのフラッグがメディアを通じてテレビに映ったり、ネット上で発信されることにより、それを見た方々が『熊本って地震あったよね』って思い出してくれるだけでもいいと思うんです。それが、『そうだ、熊本ラーメン食べに行こう』とか、『帰りに熊本のアンテナショップに寄ってみよう』とか、何かの行動につながると思うので。

でも、この1枚のフラッグがなかったら、もしかしたら完全に忘れてしまう人もいるかもしれない。年に何度か、日本中が熊本のことを思い出す起爆剤になればと思っています」

ビッグフラッグの「熊本」という文字の後ろには、日の丸のような赤い丸がデザインされています。ロアッソの赤いエンブレムと、くまモンの赤いハートのロゴも、白地の幕に映えて何だか全体が国旗のようなイメージにも思えてきます。

画像: 「日本中のみんなが付いてる!」ロアッソのJ2残留を見守ったビッグフラッグ/がまだせくまもと!#46

「日本中のみんなが付いてるんだよっていうことを、どこかで表現したかった。隠し味的にね(笑)。僕はこれをデザインした時、日の丸のでっかいハチマキみたいに見えたんだよ。日本中が熊本を応援してるんだって伝えたかった」(影山さん)

このビッグフラッグは、11月12日に行われたホーム最終節で、まだ使用不可となっているバックスタンドに掲げられ、その大事な試合を見守りました。フラッグに込められた日本中からの応援に後押しされ、チームは見事勝利を収めると同時に、J2残留を決めたのです!

画像: 11月12日ホーム最終節終了後、選手たち自らビッグフラッグの前に向かい写真撮影を行った

11月12日ホーム最終節終了後、選手たち自らビッグフラッグの前に向かい写真撮影を行った

ちなみに、うまスタのゴール裏には、影山さんがデザインした旗が何本かあるそうですよ! 皆さんもぜひ探してみてください!

さて、次回は最後に、熊本以外のお話も含め、影山さんの“旗に懸ける想い”をもう少し深く聞いてみたいと思います!

<続く>

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