ベビーやカナヅチの方からトライアスリートに至るまで、常に寄り添いながら共に歩むパートナーとして楽しいスイムライフを提案する「スイムフォームコンサルタント」として活動すると同時に、トライアスロンのアスリートとしても活躍している美人スイムコーチ、中村美穂さんのインタビューをお届けしています!

前回は、一度は離れた水泳と再び出会い、スイムフォームコンサルタントとして活動することに至った経緯について、お話を伺いました。

●これまでの記事
第1話 「『人の人生を変えることに立ち会えたことがうれしかった』 美人スイムコーチが語る『スイムフォームコンサルタント』としての喜び」
第2話 「『このままでは本当に守りたいものを守れないかもしれない』 美人スイムコーチを人生の苦難から立ち直らせてくれたもの」

ゴールした者は全て勝者

子どものころから続けていた水泳が、摂食障害から立ち直らせてくれた。そんな経験をしたからこそ、健やかな心身がそろって初めて健康なのだと伝えていきたい。

そう考えるようになり、独立してスポーツの仕事を始めた中村さん。着実にお客さまもついてき、やがてトライアスロンをしている方が増えていきました。

「私自身はずっと水泳をしていたので、スイムを教えることについての自信はあります。ですがトライアスロンの場合は、スイムの後にバイク・ランが続くという点が競泳競技とは違いますし、波も風も潮の流れもある海と競技用のプールでは泳ぎ方も変わってくる。トライアスロンをしている人にスイムを教えるからには、自分もやっておかないといけないなと思うようになったんです」

こうしてトライアスロンを始めた中村さん。すぐにそのとりこになってしまいます。

「日本トライアスロンの先駆者に白戸太朗さんという有名な方がいらっしゃるんですが、その方の言葉に『ゴールした者は全て勝者』というものがあります。トライアスロンは自分自身との戦いなんですよね。それぞれの思いを持って、自分と向き合いながら、過酷なレースに参加している。しかも、バイクのパンクやトラブルも全部自分で対応しないといけない。だからこそ、ゴールした人みんなが『勝者』なんです」

画像1: <写真提供:中村美穂>

<写真提供:中村美穂>

トライアスロンはスイム・バイク・ランと3種目あるため、完走するためには当然、3種目トレーニングしないといけません。弱い心に打ち勝ってトレーニングすることで、自分自身が成長していくことを実感することができる。そんな過程が楽しいと中村さんは話します。またその結果として、体も心も変化し、健康になっていくのだとも。

「トライアスロンをしている方って、本当にすごくカッコよくて魅力的なんですよ。今は私よりも年齢が上の方が多いんですが、体のラインが美しくて、ポジティブシンキングで、視野が広くて。それに、タイムマネジメントに優れている方も多いように思いますね。仕事が忙しくて、家庭のある中でも、3種目トレーニングをする時間をつくっているわけですし。あとは、現状に満足しない向上心の強い方も多いですね! 私もトライアスロンを続けていれば、こうした理想的な大人になれるんじゃないかと思って、続けているというのもあります!(笑)」

トライアスロンを始めてからすぐに大会デビューした中村さんは、オリンピック・ディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)ですぐに優勝してしまいました。当然、周りの仲間は盛り上がり、頭をガシガシたたいて笑ってくれたそうです。

「やるね!」「すごい!」「走れんじゃん!」

画像2: <写真提供:中村美穂>

<写真提供:中村美穂>

元来、人を驚かせたり、ワクワクさせることが大好きな中村さん。もっとみんなをビックリさせたくなってしまったといいます。

「今度はもっと長い距離に挑戦してみようかな」

アイアンマン・ディスタンス――。スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmと、まさにアイアンマン(鉄人)のレースといえるでしょう。通常、2~3年かけて準備して参加するこのレースに、デビューしてわずか半年で挑戦。なんとこれもいきなり完走してしまったのです!

「もうみんなビックリしてましたよね。『えっ、もうそっちいっちゃったの?』って(笑)。

やっぱりみんなをワクワクさせていたいんですよ。周りがワクワクしながら楽しんでくれているのを見てると、自分もワクワクして楽しくなってきちゃいますしね(笑)」

そう話す中村さんの顔には、少しいたずらな笑みが浮かんでいました。

「今度は日本伝統のロング・ディスタンスのレースに挑戦したいと思っています。厳しいコースですが、きちんと準備をして、もっともっとみんなを驚かせていきたいですね!」

画像: ゴールした者は全て勝者

とても楽しそうに話している彼女の周りには、“ワクワク”のオーラが立ち込めているようにも感じます。

ワクワクしていたい――。そこには、中村さんの人生の哲学が込められていました。そのお話はまた次回。

(第4話へ続く)

<文・野口学(text by Manabu Noguchi)>

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