三度の飯より野球が大好き! 山本祐香です。

2016年11月5日。

清々しい秋晴れのこの日、明治神宮野球場(以下、神宮球場)で、ある特別な試合が行われました。

明治神宮外苑創建90年記念奉納試合
「東京六大学選抜 vs 東京ヤクルトスワローズ」

画像1: 明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 「東京六大学選抜 vs 東京ヤクルトスワローズ」

特別な一日を振り返っていくこの連載も、いよいよ最終回となりました。
前回の記事はこちら↓

この日一日を通し、感じたことがたくさんありました。エンターテイメントであり選手の仕事でもあるプロ野球と、一学生としてプレーする大学野球では、同じ野球とはいえ違うことがたくさんあります。それぞれの面白さを語り始めればキリがありませんが、異なる二つの野球を融合させたこの試合では、いつもとは違う顔を見ることができました。

例えば、大学野球では毎回必ずする試合前、試合後の整列と挨拶。プロ野球選手がこれをするところを見る機会は、まずありません。特別な光景です。

画像: 試合前にも

試合前にも

画像: 試合後にも

試合後にも

さらに、同じく試合前、試合後このように観客席にも挨拶をするチームが多い大学野球。この日も試合後、内野席そして外野席にも挨拶にいきます。

画像2: 明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 「東京六大学選抜 vs 東京ヤクルトスワローズ」

この東京六大学の様子を見て、俺たちもする?と戸惑いながら並ぶ東京ヤクルトの選手たち(笑)。いつもと違う微笑ましい姿に、スタンドのファンにも笑顔が溢れます。

画像3: 明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 「東京六大学選抜 vs 東京ヤクルトスワローズ」

この日のために作られた様々なものについては、この連載でも度々書いてきました。東京六大学ヘルメットグルメをはじめ、東京六大学と東京ヤクルトのコラボグッズ、東京六大学の秋季リーグで流れていた奉納試合のCM、選抜メンバーの顔写真付き選手紹介パンフレット、バッティング練習時に表示される選手情報、試合前のステージイベントなどなど、この試合に関わる方々の本気を感じ、おかげで私たち観客も大満足でした。

いやいや、それだけでも大満足なのにまだいくつかありました! まずは、特設ステージのイベントで、つば九郎に贈呈された東京六大学のユニフォーム。写真は早稲田ユニを着ているつば九郎です。東京ヤクルトファンだけではなくあらゆる層から大人気のつば九郎、そんなつば九郎が着ると東京六大学のシンプルなユニフォームも少しかわいらしく見えます。特注で作ってもらっていいなあ(笑)。

画像4: 明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 「東京六大学選抜 vs 東京ヤクルトスワローズ」

試合前には東京六大学選抜メンバーが、各大学ごとに紹介されていました。繰り返し流れるこの映像も、東京六大学の情報がない観客にとっては必要な情報源です。

画像: 立教大学

立教大学

画像: 早稲田大学

早稲田大学

この日のためだけに作られた選手紹介映像も格好良くて! 大学野球ではこのような選手紹介映像が流れることはないので、紹介される選手としても見る私たちとしてもとても貴重です。もう二度と流れないなんてもったい!

画像5: 明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 「東京六大学選抜 vs 東京ヤクルトスワローズ」

私はプロ野球だけではなく大学野球も大好きで個人的によく観戦しており、周りのプロ野球ファンにも大学野球の楽しさを伝えたいと常々思っていますが、言葉で上手に伝えるのは難しいなと感じています。やっぱり百聞は一見に如かずで、自分の目で直接観てみないと興味は湧きにくいと思うんですよね。

しかし、自分の目で観てもらうには、「大学野球の試合を観るために球場に足を運ぶ」という大きなハードルを越えてもらわなければなりません。母校ならまだしも、関係のない大学の試合を観に行くことは、私のように野球ならなんでも一度は観てみたいというタイプの人でなければ難しいですよね(笑)。

このような試合は、そんな大学野球観戦に足を踏み入れるきっかけがなかった野球ファンに、大きな影響を与えることができると感じました。東京ヤクルトの試合を観るために来ただけだけど、大学野球もなかなか面白いじゃん、そう興味を持つには十分な一日だったと思います。

それに、試合後の監督インタビューで東京ヤクルトの真中監督もおっしゃっていましたが、この試合ではいつものプロ野球の試合と違い、観客が“純粋に野球を楽しんでいた”と思います。東京六大学、東京ヤクルト、それぞれ応援しているチームはあったかもしれませんが、一種のお祭りのような雰囲気も手伝って、グラウンドに立っている選手全てのプレーにワクワクしたのではないでしょうか。

このような試合を行うことは、特定の野球しか観ない層の視野を広げることができ、ファンの裾野を広げるいい機会になると思います。実際、私の周りでも、全く大学野球に興味がなかった方々が、試合が終わる頃には「今度、大学野球も観てみようかな」と言っていて嬉しく思いました。私を含め、想像以上の楽しさを感じた一日だったことは間違いありません。

画像6: 明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 「東京六大学選抜 vs 東京ヤクルトスワローズ」

と言っても、このような試合をたくさんやることはきっと難しいですよね。それでも私は、この神宮球場という素敵な球場を舞台に戦っている東京六大学と東京ヤクルトの試合が、また近いうちに観られることを願っています。神宮球場のお誕生日、10年ごとではなく5年ごとにお祝いしてはどうでしょうか(笑)。

これから先、もっともっとたくさんの人が、神宮球場に集うことを願って。

画像7: 明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 「東京六大学選抜 vs 東京ヤクルトスワローズ」

天気に恵まれ、ポカポカ陽気の中行われた『明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 東京六大学選抜vs東京ヤクルトスワローズ』、それは改めて「野球っていいな」と思わせてくれた試合となりました。魅力的なプレーでワクワクと感動を与えてくれた東京六大学選抜、東京ヤクルトスワローズのみなさん、私たちファンが試合を楽しめるように準備してきてくださった神宮球場関係者や裏方スタッフのみなさん、応援団の方々など試合を盛り上げるために尽力してくれたみなさん、10年に一度のこの試合に関わった全ての方…本当にありがとうございました! 今までもこれからも、野球と神宮球場が大好きです!

全6回の連載、お付き合いいただきありがとうございました。今後もスポーツの面白さを伝えていけるよう、あちこちに足を運んで目で見て心で感じていきたいと思います。三度の飯より野球が大好き! 山本祐香でした。

画像8: 明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 「東京六大学選抜 vs 東京ヤクルトスワローズ」

※この記事に使用している写真は、全て筆者が一野球ファンの目線でスマートフォンを使用して撮影しています。スタンドから撮影した写真にはネットなどが写っていますが、ご了承ください。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.