ファンと移動も!? 昔は牧歌的だったJ選手の移動事情

画像: ファンと移動も!? 昔は牧歌的だったJ選手の移動事情

Jクラブが日本中に広がり、それにともなって選手の移動距離もどんどん変わってきました。1993年Jリーグ発足当時は最北端が鹿島、最西端が広島(横浜フリューゲルスは準ホームとして九州)だったことを考えると、今は北海道から沖縄までチームがあります。

選手はシーズン中、2週間に1回、長い距離を移動することになります。旅行好きな選手ならいざ知らず、出不精の選手だと精神的な負担も大変そうです。

そんな選手の移動事情を井手口純さんに語っていただきましょう。

「昔は移動もノンビリしてましたね。クラブハウスに集まって、そこからバスで駅に向かい、マネジャーから渡されたチケットで新幹線の停車駅まで。そこから新幹線に乗ってアウェイの会場のある駅まで行き、そこでバスに乗ってホテルに入っていました」

「ところが、新幹線の停車駅までは普通の電車に乗るので、みんなホームで待っていてくれたりするのです。そしてファンの人たちも一緒に電車に乗ったりして、話をしながら移動していました。今だったらセキュリティの関係で、あまり他の人と接触しないようにするでしょうね」

「正直に言うと、僕は飛行機よりも新幹線の移動のほうが好きでした。手荷物検査などもありませんし、空港よりも駅のほうが泊まるホテルに近かったりしましたからね」

「ただ、どちらかというと飛行機で移動するほうが乗り継ぎは少なかったですね。クラブハウスに集合し、そこからバスで空港まで。そして空港に到着するとそこにバスが迎えに来てくれていました」

「新幹線の移動は、J2の時代は普通の指定席です。でもJ1にいるときはグリーン車。これはテンション上がりました。グリーン車に、他のすごい選手たちと一緒に自分も乗っているということを考えるだけで、誇らしかったしやる気が満ちてきましたよ」

「ただ、移動が大変な対戦相手のスタジアムに行くときは、ちょっと憂鬱でした。空港からも新幹線の駅からも遠いスタジアムは、飛行機や新幹線に乗っている時間と、到着してからバスで移動する時間があまり変わらなくて。でも相手チームにとっては、そうやって気持ちが疲れた相手が来るというのはよかったのかもしれませんね」

選手にとってどこのスタジアムが辛いか、ファンの方ならおわかりになるでしょう。そういう場所でアウェイ戦に臨む選手は、普段よりも励ましてあげなければいけませんね。(文=森雅史)

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