2つのミスとOG!? 殊更、記憶に残る誕生日の試合

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12月や1月生まれの選手と話していると、「プロになってから自分の誕生日に試合を慕うことがなくなったんですよね」とちょっと残念そうに語っていることがあります。

幸運な選手は、現役時代に何度も自分の誕生日に試合が重なることがあります。そこで活躍すれば、記事になること間違いなし! いやいや、出場しただけでもちょっと持ち上げられて報道されそうです。

誕生日の試合に臨む選手ってどんな心境なのでしょうか。井手口純さんに聞いてみましょう。

「誕生日と試合日が重なると、いい部分と悪い部分の両方があるんです。自分が良いプレーをして勝ったときは最高ですよ。でも、もし負けてしまったら、最悪です」

「だからうまくいくのかいかないか、他の試合とは違ってドキドキします。そしてうまく行かなかったときのことを考えて、自分からは誕生日の話をしません。チームメイトもお互いの誕生日を覚えていないので自分から言うことがないとほぼ気付かれなくてすみます」

「ホームの試合ならサポーターの中に知っていらっしゃる方がいることもありますが、アウェイだとほぼそんなことはないので、実はアウェイのほうが気が楽だったりします」

「負けただけじゃなくて、もし自分のプレーで負けたりしていると最悪です。しばらく引きずります。誰にも気付かれなかったとしても、本当にいい1年になるのかと心配になってしまいますから」

「僕も現役時代に何度か誕生日と試合日が重なったことがあります。今でも忘れられないのは、ヴォルテス徳島に所属していたときの2006年。アウェイで湘南ベルマーレと戦ったときのことですね」

「その日の僕は絶好調!! ですが、1ゴール2アシストを相手チームに差し上げてしまいました! 結局試合は0-5という大敗に。目も当てられない誕生日って、まさにこの日のことでした」

「現役を引退した今だからこそ落ち着いて話せますけど、本当にショックでしたよ。チームメイトやファンの方々、チームスタッフにも申し訳なくて。他にも誕生日に勝利した試合もあるのですが、この1日だけは特別に記憶に残っています」

「なのでファンのみなさんは選手の誕生日だと知っていても、試合前には知らないふりをしたほうがいいと思います。そして万が一何かあったときは、どうか触れずにやってください」

2つのミスとオウンゴール――確かにケーキでお祝いする雰囲気じゃなかったでしょうね……。(文=森雅史)

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