J選手を支える、ちょっと変わったトレーナーたち

画像: J選手を支える、ちょっと変わったトレーナーたち

毎年、少しずつ新しい血が入ってくるのがサッカークラブ。そして入ってくるのは監督や選手だけではありません。コーチ、通訳、トレーナーなどのスタッフも選手ほどではないにしろ、少しずつ入れ代わっていきます。

選手や監督と同様、スタッフもその腕一本で食べているプロ。個人の中に様々なノウハウが蓄積されていて、実に絶妙なときにその能力が発揮されるのです。

ですが、そういう腕一本で暮らしている人ならではの、変わった性格の人もときどき見受けられます。これまで出会ったちょっと変わったスタッフさんについて、井手口純さんに語っていただきましょう。

「変わった社長もいましたね。でも、僕はクラブに残してもらっていたので、そこまで変には思えませんでしたけど」

「スタッフはみんな個性的ですよ。特にトレーナーはみんな独特の理論を持っているので、複数のトレーナーがいると、それぞれが違います。たとえばリハビリなんかは、もちろん話し合って方針を決めるのですが、人によってやり方がかなり違ったりしました」

「呼吸法も人によって違うんです。そしてその呼吸法を真似しようと思っても、個性的すぎてなかなか真似できない。その呼吸法を身につけただけでも、他の選手から『○○さんのモノマネ』と笑われたりするくらいでした」

「トレーナーは性格も個性的な人が多かったですね。いつもは温厚で優しい人なのに、なぜか警察車両を見ると怒りのパワーが満ちてくる人もいました。一緒に乗っていると怖くて。その人の車の後ろを警察車両が30分ぐらい追いかけたというのもありました」

「僕にはトレーナーが根を上げたこともありました。プロになった最初の年はずっとケガをして、毎日プールに行って戻って筋トレというメニューだったのですが、半年ずっと変わらなかったので、途中で担当するトレーナーが代わったんです。トレーナーが飽きちゃったんでしょうね」

「でも、トレーナーもやっぱりチームの一員なので、協調性がないとダメなんです。Jリーガーも個性が強いし、ぶつかったときはどうしても選手が優先になるから、そこで降りられないとダメなんですよ」

さてさて、井手口さんもたぶんご存じない話を一つ。実はトレーナーさんは取材ネタをたっぷり持っているんです。選手はトレーナーにマッサージしてもらっているときは、安心してついポロリといろんな話をしてしまいます。そこには大きなニュースのネタが……。

でも井手口さん、安心してください。漏らしてくれるトレーナーは、そんなにいませんでしたから?!(文=森雅史)

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