サッカー選手の「肉離れ」がすぐに回復する秘密

画像: サッカー選手の「肉離れ」がすぐに回復する秘密

選手のケガでよく耳にする単語に「肉離れ」があります。「肉離れ」とは急に筋肉が収縮したとき、筋膜や筋繊維の一部が損傷してしまうことで、ひどい状態では損傷している部分がへこんだりしています。

何かの弾みにこの「肉離れ」を経験した人も多いのではないでしょうか。実は私も日本サッカー協会C級コーチライセンスの講習会に出た際、実技の時間にやってしまいました。痛みがなくなるまで約2カ月。それはキツいものがありました。

ところが、練習場に足を運んでいると「肉離れ」した選手がわずか1週間程度で復帰していることがあります。どうすればサッカー選手はあんなに早く回復できるのでしょう。身体の回復を助ける特殊な装置が各クラブにあるとは思えませんし……。

井手口純さんが、その秘密を教えてくれました。

「サッカー選手の中で、確かに『肉離れ』はとても多いケガです。ですが、練習中にバチンという筋断裂に近い状態になることはないのです。なぜなら少し痛めていたり筋肉がはっていたりすると、選手はさっと70パーセントから80パーセントの力しか使わないように調整できるので、そこまでひどくならないのです。試合中ならあと一歩のところを出します。ですが練習中ならその一歩を無理しないときもあるのです」

いやいや、練習で全力を出し切らないと成長しないのでは?

「そこの考え方が違いますね。自分の7割から8割程度の力で、どこまでのプレーが出来るかということが大切なんです。特にシーズン最初に100パーセントの力は出せません。それもわかっていてセーブするのです」

「少しでもおかしいと思ったら止めています。若手でもその感覚はあります。プロになる選手は常に自分の身体と向かい合っているので、どの程度のケガをするのか判断しますし、ひどくなる前に止められます。そして無理できるところとそうでないところがわかっています。だからケガが大きくないのです」

プロになる選手は、それだけ自分の身体とキチンと向かい合ってきたからこそプロになれるのですね。お腹の脂肪も落とせないようだと、確かにケガの程度をコントロールするのは難しそうです……。(文=森雅史)

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