新監督になった場合にJ選手がまず気をつけること

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今年は開幕が早まったため、例年よりも早く始動するチームが多いようです。こんなとき、選手たちはどんなことに気を付けながら集まってくるのでしょうか。

井手口純さんは新シーズンに向け、まず気を付けていたことは「体脂肪率」だと言います。

「コンディショニング、体脂肪率、体重が選手らしい範囲に収まっていることが大切ですね。特に監督が代わると、最初に選手を数字で見たりすることもありますから、いい数字で始動しようとしていました。基準は、自分のピーク時と比べて集合したときの体脂肪率と体重がどれくらいかということです」

そう言えば、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も選手の体脂肪率を気にしていたようです。ただし、体脂肪率にはいろいろな計測方法があり、ハリルホジッチ監督が調べた結果がチームでの計測値と違うので、選手が戸惑っていたこともありました。

さて、新シーズンが始まるとき、もう1つ選手たちが気にしていることがあります。それは監督が代わったかどうか。それは社会人の方であれば、新しい上司の下で仕事を始めるといった感じでしょうか。

「新しい監督が来ると、みんな張り切っていました。控えだった選手も新監督の判断によってはポジションが掴めるかもしれない。『チャンス』とばかりにアピールしていましたね。もちろん、これまでレギュラーだった選手もポジションを奪われたくないので必死でした」

だが、成績によっては次々に監督が代わることもあるのです。井手口さんも半年で3人監督が交代するという事態を経験したことがあるそうです。

「最初の監督の時は使ってもらえました。ですが、次の監督の時には次第に出番がなくなり、3番目の監督の時にはすっかりプレー時間がなくなってしまいました。それに、僕は1年目を除いては、ほぼ毎年監督が代わっていたので、今年はどうなのだろうと心配しなければいけないシーズンばかりでしたね」

たしかに、毎年上司が代わる職場というのは大変でしょう。「そういう変化を受け入れつつ、頑張らなければならない」のがプロ選手だと井手口さんは言います。特に難しかったのは、チームとしての方針がぶれていくことだそうです。そこがキチンとできていないと、選手たちは混乱していたということです。

では、それだけ次々に新監督がやってくると、その中にはとんでもない人がいたのではないでしょうか。そんな監督にはどう対処していたのでしょう。

「怖いというか、威厳がある監督がいましたね。より客観的に選手のことを見ている。ただ、高校生の時の監督と選手の関係とは違います。できないから怒鳴ったりとか、ダメだから罰走というのはないですよ。お互いにプロだから。成績を残すための組織だとお互いに割り切ることができました。だからお互いに伝えたいことをすべて伝え、あとは選手がやるかやらないか。そして勝つか勝たないかです」

いかがでしょう。今年、もし上司が代わることがあったら、ぜひJリーガーがどう対応しているのかも思い出してくださいね。(文=森雅史)

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