プロならでは――、細かすぎるシューズへのこだわり

画像: プロならでは――、細かすぎるシューズへのこだわり

プロと聞けば、“道具に凝っている”という感じがしませんか?

これまで話を聞いてきたJリーガーは、ほぼシューズに対して細かいこだわりを持っていました。

足にピッタリしたシューズを選ぶ選手もいますし、逆に足の先に余裕があるシューズのほうが好きな選手もいます。靴紐で締め上げるだけでは足りず、スプレー糊でガチガチに固めている選手もいます。そして「派手な色を」と色を指定している選手もいます。

井手口純氏の周りにもシューズに凝った選手が多かったそうです。

「靴の作り方から市販品と違う人がいるんです。ほとんどの靴は二枚革で作られているのですが、ボールタッチの感覚を大事にしてる人は一枚革で作ってもらっていました。ちなみに自分は二枚革でした(笑)」

「あとは靴底のポイントについてのこだわりです。DFだと後ろのポイントが長くて踏ん張りがきくようにしている人がいました。あとは取り替え式のポイントはいろいろ長さが変えられるので、ピッチによって調整できます。だから後ろだけ取り替え式のポイントにしていて、前は固定式にしていたり、土踏まずの一本だけ取り替え式にしている人もいました」

「それからポイントの数ですね。数が少ないと踏ん張りがききますが、足に突き上げてくる感じがあります。多ければ足への負担は減ります。だから年齢によってポイントの数を調整しています」

では井手口氏が一番凝ったのは?

「僕はインソール(中敷き)です。腓骨骨折したときに病院でインソールを作ったのですが、これがあるかないかで、感覚がまるで違いました。今はほとんどの選手が自分専用のインソールを作っていると思いますよ。僕は、自分のシューズは用具係に預けましたが、インソールだけは自分で管理して、自分でスタジアムまで持って行ってました」

「プロに成り立てのころは市販のシューズを使っている選手が多いかもしれません。靴型は取ってくれるのですが、インソールは対応してくれなかったですね。ケガをしてやっとどうすればいいかわかりました」

毎年同じように見えるシューズでも、やはりいろいろな調整を行っているようです。そして最近はシューズ以外へのこだわりもあるようです。

「最近はすね当てを特注で作っている選手もいます。大きさや素材などにこだわって作っているようです。FWだったら、脛だけではなくてアキレス腱もガードできるようなすね当てを作ってもらうようですね。費用は1万円から2万円ぐらいです。もちろん、この費用は個人持ちです」

たとえ数万円かかろうとも、1つのミスを防いだり、1つのゴールを生むのなら、そこにこだわりを持つのもプロの姿勢。どうかこれからは、今まで以上に足下をご注視ください。(文=森雅史)

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