契約更改されないJ選手はハローワークに行くの?

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Jリーガーである以上、いつかは契約更新ができず、第二の人生を探さなければならないときがきます。

井手口純氏は「最初はいろいろなツテを辿って、どこかにサッカー関係の職がないか探します。JクラブやJを狙うクラブ、大学や高校と、できればサッカーに関係している仕事がないか」を聞いて回ると言います。

もちろん、そこで見つかれば問題ありません。ですが、あまり知り合いが多くなかったり、ポストがなかったりした場合はどうするのでしょうか。すると「元」Jリーガーとして、職業安定所に行きます。

ただし、最初に行くのは本物のハローワークではありません。昔はJリーグの中に「キャリアサポートセンター」という部署があり、そこで仕事を斡旋してくれていたのです。「A4の紙に10枚ぐらいの求人リストをもらいました」と井手口氏は言います。

「サッカースクールが一番多いですね。それ以外に一般の会社もあります。たとえばJリーグのスポンサーになっている会社なども、現役を終えた選手に職場を用意してくれることがあります」

2013年以降はその斡旋の役割を、Jリーグとは別の組織、「一般社団法人日本プロサッカー選手会」(2010年11月に「Jリーグ選手協会」から名称変更。2012年無料職業紹介事業者として厚生労働省に登録)が担っています。

Jリーガーは失業保険とも言える、退団一時金を日本プロサッカー選手会から受け取ります。これは引退時にセカンドキャリアへの準備金になるのです。

「他にも、『一般社団法人Jリーグ選手OB会』がある程度の面倒を見てくれます。登録しておくと、求人があればメールで教えてくれるんです。ただし……」。井手口氏はそこで厳しい現実が突きつけられると続けました。

「いろいろな会社は求人を出してくれているのですが、それに対して自分のスキルがあるかどうかというのが問題なんです。今まで何もしていないJリーガー、しかも世間知らずですし、サッカー以外の勉強も足りてない。だから求人はあっても、応募できないというケースがたくさんあるんです」

乗り越えるべき壁はあるものの、本物のハローワークへ行くまでに二重のセーフティネットがあるのもJリーグ。選手にとっては引退後の不安を抱くことなく練習に専念できる環境が整備されているとも言えますので、Jリーガーを目指すなら迷う必要はありませんね。(文=森雅史)

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