引退後を見据えるJ選手が現役のうちにやるべきこと

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Jリーガーである以上、必ずいつかは引退の日がやってきます。履き慣れたスパイクを脱ぎ、ユニフォームを別のシャツに着替え、そこから別の人生を歩み始めるのです。その劇的に人生が変わる日の前に、その後の人生の準備を始めるJリーガーがいます。

井手口純氏がそんな選手たちについて教えてくれました。

「引退した後に、サッカーの道から離れて別のビジネスをしようとする選手たちがいます。その準備段階として、現役時代に貯めた資金で投資しておき、引退したら本格的にビジネス展開するのです。ただ、いろいろなリスクはあります」

選手の中には、フットサル場を経営したり、飲食店に投資したり、鍼灸院などのオーナーになっているJリーガーもいます。どんなリスクがあるのでしょうか。

「まず、サッカーとビジネスと両方が片手間になってしまって、どちらもダメになっていく場合があります。それから、サッカーがうまく行かなくなってしまったとき、サイドビジネスをやっているからと安心してしまって、調子がもとに戻らないケース。そして、サイドビジネスにのめり込んでいるわけではないのに、サッカーの調子が悪いとサイドビジネスのせいにされて非難を浴びてしまうケースですね」

最後のいいがかりのような批判は、結婚したあとに調子が悪くなると、奥さんが悪いように言われてしまうのと似ています。

「だから誰にも言わないでサイドビジネスを始めるのが一番賢いでしょう。ただ、サイドビジネスに人を集めようと思うと、どうしてもサッカー選手としての自分の名前を使いたくなってしまいます。そこは葛藤があると思いますし、現役時代に別ビジネスをはじめるときも一番悩むところでしょう」

そして現役Jリーガーが引退後に備えるために、一番重要なことがあると井手口氏は言います。

「ビジネスパートナーを見つけること。ビジネスの世界で成功していて、信頼できる人物と知り合いになっておくことです。そして現役を引退した後、いろいろ教えてもらえるような関係を作っておかなければなりません」

もしかしたら、現役時代に投資できる選手は幸せなのかもしれません。「そこまでの資金を貯めるだけでも大変」だと井手口氏は言います。だから大切なのは、人を見る目を養って、信頼できる人と繋がっておくこと。これってもしかすると、転職を考えている人たちにも当てはまるのかもしれませんね。(文=森雅史)

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