SS伊豆の創設者の一人である杉山謙介氏(28)が、今年立ち上げたサッカーチームについて語るということで、ゆるすぽ編集部もすごトークに参加してきました。第5話は、サッカーチームの運営以外の活動についてです。

※すごトークとは、NPO法人スポーツ業界おしごとラボ主催の座談会形式のセミナーです。

■前回までの記事→

 

小村理事)サッカーチームの運営以外ではどういう活動をしているのですか? そのあたりも聞きたいよね。

杉山氏)例えば、チームグッズも自分たちで作っているんですよ。チームを応援するよ!と会員になってくれた人へのお返しとしてやっていて、今後物販もやっていきたいと思っています。

あと、ミッションに上げていた語学の部分では、英語でスポーツというのを少しずつやっています。幼児の語学教育に複数スポーツを掛け合わせたもので、1時間の授業のなかで、サッカーやラグビー、野球、テニス、バスケットとかいろんな競技を楽しめます。ただそれを日本語でやるのではなく、スポーツを楽しみながら英語でコミュニケーションをとろうと。いろんなものを凝縮したものを、幼稚園の年少から小学校低学年向けに、スポットイベント的にやっています。この狙いは、小さい頃から複数のスポーツを経験することでの動作の獲得や興味拡大、スポーツの向き不向きの選択、あと幼児期に楽しみながら英語を取得することでグローバルな人材を育成したいという狙い。あとは、子育て中のお父さんお母さんや地域の課題・ニーズに応えることに意識をしてやらせてもらっています。

あともう一つ展開しているのは、英会話サークル「ステップ」。今は代表の片岡が一人でやっていますが、地元で英語を楽しめるような、英会話教室というより、英会話を楽しむサークルでちょっとゆるいものなんですけれど、これも今、伊豆市、伊東市、沼津市、長泉町、あとはスポットで函南町を含む数拠点で英会話をやらせてもらっています。

他にも地域活性化ということでは、少子高齢化のため、地元の農家さんが歳をとって受け継ぐ世代がいない、担い手がいないっていうこと、ネットが普及してきているが高齢で自分たちの商品を表に出せない、販路拡大できないってところを、私たち伊豆のスポーツ団体である若者が貢献できないかと思い、「スポーツクラブが提案する地元のカタログギフト」を作らせてもらっています。

伊豆からJリーグを目指すという話をすると、ぜひ応援したいけど、どういうふうに応援したらいいか分からないということで、ギフトに自分たちが生産したものを掲載することで協力させてもらいたいってことで、断られることもなく、結婚式やお中元、お歳暮、企業ノベルティで使ってもらえるようなギフトカタログを作らせてもらっています。

その中で、伊豆の魅力を発信したい、スポーツクラブが介することでの伊豆の魅力を発信したいということで、伊豆の特産である金目鯛の干物やわさびを、地域外や国外に発信していっています。法人会員、個人会員へのお返しとして、伊豆のサッカーチームを応援することで伊豆の産品が届くという、ふるさと納税のような仕組みです。それによって、地元で販路拡大に困っている農家さんや商店に貢献できるのではないかなと。

他にも、この農家さんと一緒になって、観光の目玉としてボランツーリズムと言って、ボランティアや社会活動に地域外の方を呼び込んで、実際に農家さんのお手伝いをしてもらう。その対価として、農業体験をお返しする。今回は、西伊豆の幻の白枇杷(しろびわ)収穫体験をして、美味しい地元の食事や温泉に入ってもらい帰ってもらうということもボランツーリズムということで参加させてもらっています。これも私たちスポーツ団体が介入することで、スポーツ×地域活性化、観光ということが謳えるのかなと。まあできることからやっていこうと。

小村理事)他にもやってることはあるんですか?

杉山氏)あと、イベントですね。東北の復興支援イベントです。メインスポンサーの酪農王国オラッチさんで毎年やっているチャリティイベントに、スポーツパークを出させてもらって、売り上げは東北に寄付するという活動をさせてもらっています。

つい先日は、熊本の被災地の子どもたちを、サッカー協会が主に主体となって、エスパルスやジュビロと一緒に、その中の日程の一コマで、私たちSS伊豆とアスルクラロ沼津と共同でサッカー教室をやらせていただいたり、そのついでにサッカーミュージアムの見学だったり、韮山反射炉という観光地にアテンドさせていただきました。

土方が過去にアルゼンチンでもプレーしていたんですけど、元アルゼンチン代表のベロンが代表を務めている、アルゼンチン1部のエステディアンティスラプラテというサッカーチームがあるんですが、土方のつながりで熊本にメッセージを送りたいと連絡をくれたので、SS伊豆が協賛として入らせてもらって、実際にメッセージをいただきました。トヨタカップにも出る強いチームなんですが、今ベロンが会長をやっていて、ベロンのお父さんが監督をやっています。

画像: 伊豆から世界を目指すサッカーチームを作ってしまった、大人のサッカー少年たち⑤

その他、地元のPKフェスティバルだったり、スマイルフェスタといったものに出させてもらったり、少しずつイベントの参加を増やしていって、今度9月には、東駿河湾リーグでの初のホームゲームを開催することが決まりました。これも、人工芝の良いグラウンドを、そういうサッカーチームがあるなら使っていいですよ、ってことで声をかけていただいて。

ただホームゲームとして試合するだけじゃつまんないよねってことで、一番下の社会人チームでも実際に色々と企画することで、イベントってできるんじゃないかなって。いろんな人に声をかけて少しずつ参加者が増えてきてくれて、スタジアムDJが入ったりとか、ハーフタイムにチアリーダーに踊ってもらったりというものが決まり始めています。

あとは、11月にはソサイチ大会を主催させてもらえることになって、これも全国に声をかけさせてもらって、宿泊型のソサイチサッカーを楽しんで、伊豆で温泉に入って、ワイナリーでワイン飲み放題で楽しんでもらうというものを企画させてもらっています。

(※ソサイチは7人制サッカー)

小村理事)盛りだくさんですね!

杉山氏)まだあるんですが、メインスポンサーの酪農王国オラッチさんと一緒に、オラッチ杯争奪のキッズサッカーフェスティバルという企画を進めてまして、伊豆半島周辺の総勢12チームが参加する、それも高学年に比べて試合数の少ない、低学年にスポットを当てて、小学校3年生以下を対象にサッカー大会の開催を予定しています。このなかで、函南町の中で、函南SSSと函南東SSSというところが、私が卒団したOBの少年団で、ちょっとこういう違った立場から、少年団を巻き込んで、少しずつ関係性を深めていけたらいいなと思っています。

あと、2020年には東京オリンピックの自転車競技が伊豆で開催されるので、まだなかなか考えられてはいないんですけど、しっかり絡んでいきたいなと。その中の一つで、せっかく英会話サークルだったり、英語でスポーツっていうもので、英語の機会を生み出して、授業やったりしているので、伊豆でほとんど英語を使う機会がない人に、語学ボランティアと言いますか、伊豆半島で開催するときのボランティアだったり、通訳案内士の育成ってこともやれたらなと考えています。

小村理事)ホントいろいろ企画してるねー!

<第6話へつづく>

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.