京都フローラ率いる指揮官!新原千恵監督

こんにちは! 激カメ大亀です!

今回からは京都フローラの監督と主力選手にインタビューさせて頂き、その魅力をお届けして行きます。まずはチームを率いる指揮官、新原千恵監督の登場です!

新原監督は沖縄県那覇市出身、尚美学園大学から女子プロ野球の第1回トライアウトを受けて兵庫ディオーネの前身チームである兵庫スイングスマイリーズに入団。2010年に最多犠打を獲得するなど繋ぎの打者として活躍されましたが、怪我などの影響から2013年に惜しまれつつ引退。1年間のフローラでのコーチを経て、昨年2015年に京都フローラの監督に就任、その就任1年目にフローラを前後期優勝に、さらには年間女王にも導いた若き名将です。

画像: #50 新原千恵監督

#50 新原千恵監督

―― まずは、監督の目線から見た女子プロ野球の魅力をお聞かせ下さい。

新原監督:最後まで何が起こるか分からないっていうのと、一応プロではあるんですけど、試合を重ねるにつれて選手の成長が目に見えたりとか、そういう意味では男子のプロ野球とは違った楽しい見方があるのかなと思います。

―― フローラの特色を教えてください。

新原監督:フローラは、ほとんど入れ替えがないチームでずっと来ています。選手同士のお互いの良さだったり、弱さだったり、色々なものを知っていますので、投手、守備、打撃共にチームワークというか、総合力で戦うチームかなと思います。

―― チームワークというお話が出ましたが、監督と選手とでご飯を一緒に食べて親睦を深めたりとか、野球以外でコミュニケーションを取ったりするんでしょうか。

新原監督:いえ、私は基本的にはしないです。もし私が選手を経験せずに、そのまま監督になっていたとしたら、選手を知るためにそういった時間は大事かなと思いますけど、選手時代から知っている選手たちばかりですので、どちらかというと距離が近すぎないように気をつけています。やはり、近くなり過ぎてしまうと大事な決断をする時に情が入ってしまいますし、なぁなぁにならないようにしています。基本的には(食事などで)そんなに選手との距離は詰めません。

ただ、野球の中で、野球を通してのコミュニケーションで接して、その中でいじったりとか、情が行ったりとかというのはあります。
 

画像1: 京都フローラ率いる指揮官!新原千恵監督

―― 例えば、スランプに陥った選手がいたとしたら、個別に呼んだりして声を掛けたりするんでしょうか?

新原監督:そうですね。野球のことは全部グラウンドでやるようにしています。ちょっと一緒に散歩しようとか、外野を歩こうって形で、歩きながら、最近どうだ?とか、誰々さんがこういう野球理論をテレビで言ってたんだけど、それを挑戦してみようかとか、今こういう課題があるとか、こういうのに悩んでいるっていう話を聞いて、一緒にどうして行こうかっていう話を期待することの方が多いですね。

―― 野球のことは、現場で解決する?

新原監督:その方が、選手たちも切り替えやすいのかなと思うんです。選手たちが調子の悪い時って、私生活だったり、いろんな所に引きずりやすいと思うので、やっぱり野球は野球っていうところで、グラウンドで話した方が聞き入れやすいですし、グラウンドでちゃんと終わらしてあげる事が一番いいかなと思っているんです。

画像2: 京都フローラ率いる指揮官!新原千恵監督

―― 昨年、前後期優勝、そして女王の座も手にしたフローラですが、今のこのチームにまだ足りないものはありますか?

新原監督:ん~、今はやはり最後の粘り強さというか、昨年は本当に終盤に掛けるにつれて、本来の持ち味というか、我慢強さが出て来ていたんですけど、今季ここ何試合かでは、序盤に調子良く行って、後半に失点することがあるので、本来のチームスタイルとはちょっと違った展開が多いので、最後を集中し切って最小失点で終える、基本的にはロースコアで終盤勝負というのが、フローラらしい、フローラが一番得意とするところなんです。

―― 守り勝つということでしょうか? 1点取って僅差で逃げ切るみたいな?

新原監督:どちらかというと、ビハインドが1点、2点だったら(追いつける)圏内。で、そこから何とか追いついて、最後にポンって点を取るのが得意なチームなんです。でも、最近は序盤に点数をバババッて取って、後半にミスが目立ったりするので、いつもとは違った流れにはなっていますね。

画像3: 京都フローラ率いる指揮官!新原千恵監督

―― 僅差で追っかけ追いつき、終盤に掴んでひっくり返して逃げ切る、それがフローラの目指す野球?

新原監督:我慢していれば、必ずチャンスは来ると思っているので、自分たちが掴みに行かずとも、それをずっと耐えていればチャンスは巡って来る。で、巡って来た時に集中してパッと入るのが一番いいかなと思うんです。

―― 耐え忍んで、最後は勝つ?

新原監督:そうですね。徳川家康です(笑)。「鳴くまで待とう」ですね。

―― いいお言葉頂きました!

新原監督:昔からずっと歴史が好きなんです。真田丸、ずっと見てます(笑)。歴史、めっちゃ好きなんですよ。テストの点数は取れないんですけど、座学みたいなのは結構好きで、ずっと見てます。

―― “歴女”だったんですね。指導する時も歴史上の人物の言葉をなぞられたりして選手たちに話をされるんですか?

新原監督:いや、そういうのはないんですけど、やっぱりたぶん仕事も、歴史を築いて来た人も、上の人って人を動かすことは一緒だと思うんです。理念ではないですけど、考えてることをどれだけ人に伝えるか、そういう意味では、監督業として器の広さとかを学ぶなぁと。選手はみんな信念を貫いているじゃないですか、だからコロコロ変わるんじゃなくて、何かを成し遂げるってなった時にそれを自分自身が貫けないと、ついてくる選手たちが道に迷ってしまうと思うんですよね。

画像4: 京都フローラ率いる指揮官!新原千恵監督

お話を伺った新原監督はとても落ち着いた感じで、謙虚さの中にも、昨年女子プロ野球を完全制覇したフローラの監督らしく、大きな自信と風格を感じました。

インタビュー終盤で歴史の話になった時には一気に和んで、茶目っ気ある笑顔は、新原監督のまた違った一面が見れて親近感を覚えました。

監督が仰った僅差のビハインドで追っかけ追いつき、終盤に逆転して逃げ切る、これは観るファンからすれば最高に見応えのある野球です。

しかしその一方で、チームを指揮する監督の立場からすれば、耐え忍んでずっと我慢して勝たねばならず、今回頂いた言葉の節々に見えないご苦労を感じました。

これは今回聞けなかったことですが、もしかしたら魅せる野球として敢えてこの野球を貫いているのかもしれません。これはまた機会があれば聞いてみたいことです。

これから若き名将新原監督が京都フローラでどんな野球を魅せてくれるのか? 耐えて、我慢して最後に掴む勝利は最高にしびれるスリリングな歓喜! 見応えたっぷりの京都フローラの野球! 注目です!

新原監督、お忙しい中でお話を伺わせて頂き、本当にありがとうございました!

次回はフローラのキャプテン三浦伊織選手にお話を伺います!どうぞお楽しみに!

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.