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「こんにちは。皆さん、ご無沙汰しております。ゆるすぽ編集長の小島克典です。よろしくお願いします」

休憩後の後半戦はそんな挨拶と共に小島編集長が参戦。何を隠そう小島編集長は川村さんと同じ厚木市の出身。アトランタ五輪では選手と通訳という立場で戦い、96年オフに同じく横浜ベイスターズに入団したりと、いろいろ縁がある御仁でもあった。

吉川:「小島さん。久しぶりです」

春日:「98年の話をするなら俺もまぜろということですね」

村瀬:「今日は是非とも言いたいことがあるみたいですね」

小島:「そうです。第一回のイベントで作りすぎてしまった“横浜に入る悦びTシャツ”定価が3000円のところ、今日は特別に1000円で販売いたします!」

尚典+川村+三人:「………」

小島:「今回からゆるすぽは“悦び”の主催から外れることになりました。これが全部売れれば“横浜に入る悦び”ってタイトルも変えられます!」

ということで無事Tシャツも完売となり仕切り直しとなった後半戦。

画像1: 日本シリーズの記憶がすっぽりないんです/横浜に入る悦び6イベントレポ後半

98年の立役者といえば開幕投手を務め1安打完封でチームに勢いをつかせた川村丈夫さん。そしてマシンガン打線の3番打者として二年連続首位打者、日本シリーズMVPも獲得した鈴木尚典さんであることは何を今さらの事実。

お二人の出会いから、当時のベイスターズがいかに成熟したチームであったか、また権藤監督の選手への信頼感など貴重な話のオンパレード。

そんな中、97、98年と連続首位打者を獲った鈴木尚典さん。毎日同じように淡々とヒットを重ね「打っても打たなくても毎日『今夜は何を喰いに行く?』ってそればかりでした」と小島編集長は回想する。

なぜ、そんなに冷静でいられたのか。尚典さんはこう答える。

「毎年僕の目標の立て方の問題だと思います。たとえば前の年年間120本打ったとしたら、そこを越えることを目標にするんです。越えられないと落ちたような気分になるので、そこを目標にしてシーズンに入っていました。だから97、98年あたりは年間150安打、160安打という場所を0に設定していたので、前半戦で3本、4本打ったところで一喜一憂もしない。もっと笑った方がいいよとかよく言われました」

画像2: 日本シリーズの記憶がすっぽりないんです/横浜に入る悦び6イベントレポ後半

続いて川村さんも、98年の伝説の試合を振り返る。コインで開幕投手が決まった1安打完封の阪神戦。マラべに感謝。前半戦で8勝を挙げるも、その後まったく勝てなくなり、日本シリーズに突入。登板機会がないまま、日本シリーズ第5戦を終えた宿舎での食事会で第6戦の先発を言い渡されたという。

川村:「忘れもしないですね。あの立川の宿舎での食事会の夜に、権藤さんが来て、『明日オマエいくぞ』と言われました。僕はあの時本当に調子が悪くて、しんどかったんですよ。でも、ああいう風に食事会場で指名されて逆によかったかもしれないですね。必死に投げるしかなかったですから。だから、僕、日本シリーズの思い出って言われても何にも覚えていない。ピンチ、ピンチになったっていう記憶だけで、日本シリーズの記憶がすっぽりないんです。申し訳ないですけど、ほんとに覚えてないんですよ。僕はもう必死に投げていただけなんで」

と、記憶がなくなるほど必死に投げていたという川村さん。しかし、その98年日本一に貢献した勇姿は神奈川新聞の号外として残っているという話に。しかも、会場には号外の現物をもっているツワモノが現れた。

春日:「あっ、すげえ!」

村瀬:「しかも、昨日配られたぐらいの美しい保存状態!」

吉川:「そして、この川村さんの足! この足ですよ!」

小島:「すごい跳ね具合!素晴らしいね」

川村:「すごいですね。よく持っていましたね」

尚典:「凄いですよよ。なめちゃいかんですよ。この集まりを(笑)」

と、場内が驚いたところで、今回のイベントもいよいよ締め括り。2人への質問タイムとなります。いい質問をされた方には、スペシャルプレゼントとして神奈川名物のかまぼこといえば、鈴廣か川村。川村丈夫サイン入りかまぼこ板がプレゼント。ギタリストのピックのようにかまぼこ板が会場を舞う質問タイムがはじまります。

質問者A:「それでは尚典さんに質問です。97、98年と首位打者を獲られましたが、マシンガンの中軸として他球団がガチガチにマークしてくるなかで、何故あれだけの結果を残し続けられたのですか?」

尚典:「そうですね。多分人よりも『ヒットを打ちたい』っていう気持ちが強かったからだと思います。子供の頃から、何歳になっても変わらないですね。バッターボックスに入ったら『打ちたい』と願う。それだけですよ」

川村さんへも質問が飛びます。

質問者B:「川村さんに質問です。川村さんが考える今シーズンのDeNAベイスターズのキーマンは誰だと思われますか?」

川村:「やっぱり僕はピッチャーですから、投手陣が気になりますね。98年を考えた時、僕ら先発投手は一番後ろに佐々木さんがいてくれるということが物凄く心強かったんです。そういう意味では山崎康晃投手でしょうね。今シーズン、一番後ろの康晃がどれだけ力を落とさずに最後まで投げられるか、というのがキーになってくるとは思います。優勝前夜の97年と昨年のDeNAを比べてみても、選手の層であったり、勢いみたいなものはすごく似ていると思います」

伝説のOB2人を迎えてのあっという間の3時間半、ここでは書ききれないあんな話やこんな話まで飛び出した上に、最後にはお二人のサインが入った色紙を来場者全員にプレゼントするお土産までつくサプライズも。第6回「横浜に入る悦び」は大盛況のうちに幕を降ろしました。

画像3: 日本シリーズの記憶がすっぽりないんです/横浜に入る悦び6イベントレポ後半

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