今話題のスポーツ、ブラインドサッカー! ここまで、ブラインドサッカーのルールや特徴とともに、「ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会」を目指しているというお話をしてきましたね。

今回は、7月9日、10日の2日間に、アミノバイタルフィールド(東京都調布市)で開催された、第15回アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権、その大会2日目の試合の様子をお届けしようと思います!

画像: 未来の日本代表たちとの出会い アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権#03

今大会には名古屋市を拠点とするMix Sense名古屋が初めて参加し、過去最多となる15チームが参加。ブラインドサッカーが行われている地域も徐々に広がりを見せ、北は札幌、南は福岡まで、全国津々浦々で活動しているチームが一堂に会しました。

注目はなんといっても、Avanzare(アヴァンツァーレ)つくば! ブラインドサッカー日本代表でも活躍を見せている川村怜選手や佐々木ロベルト泉選手などが所属し、なんと昨年までで3連覇中と、圧倒的な強さを誇っているのです! そして、前評判通り、今大会でもその強さを見せつけて、見事に無失点で決勝進出を果たしました。ちなみに、チーム名の「Avanzare」は、イタリア語で「前進する」という意味だそうです。

対する決勝の相手は、buen cambio yokohama(ブエンカンビオヨコハマ)! 日本代表の落合啓士選手を擁し、こちらも無失点での決勝進出。4年ぶりの決勝で、悲願の初優勝を目指しています! ちなみに、チーム名の「buen cambio」は、スペイン語で“いい変化”を意味しているとか。ブラインドサッカーをきっかけにして、人生にいい変化をもたらしていけるような、そんなチームを目指しているそうです。

さぁ、いざ決戦!!

…の前に、今大会では、将来の日本代表を目指している10歳から18歳の選手によって構成されているジュニアアスリートチーム(男子)と、2017年に初の国際大会出場を目指している女子チームによるエキシビションマッチが行われました。日本ブラインドサッカー協会では次世代の発掘と育成に取り組み始めましたが、ジュニアや女子だけで試合をするだけの人数をそろえることが難しく、試合を組めないでいるというのが現状です。そこで今大会では、ジュニアチームと女子チームで対戦することに。これまで練習してきた成果を発揮する場が、初めて用意されることになったのです!

画像: チームの選手とボールを奪い合う宗大くん(右から2番目)

チームの選手とボールを奪い合う宗大くん(右から2番目)

画像: 切れ味鋭いドリブルで観客を沸かせた優月くん(右)

切れ味鋭いドリブルで観客を沸かせた優月くん(右)

画像: ディフェンスを頑張った最年少9歳の太一くん(右)

ディフェンスを頑張った最年少9歳の太一くん(右)

結果は0-0の引き分けでしたが、いくつもの見せ場があり、観客の皆さんからも「おおーー!!」という歓声が沸いていました。

試合後、ジュニアアスリートの選手たちはこのように話してくれました。

「すごく楽しかったです! 今日はファールしないようにと思ったら、ディフェンスであまり自分のプレーを出せなかったから、そこが次の目標です。将来は日本代表を目指しているので、毎日練習してもっとうまくなりたいです!」(太一くん)

「楽しかったです! 練習してきたことは80%くらい出せましたけど、もっと練習すれば次は100%出せると思います。自分の好きなようにピッチの上でプレーできるので、サッカーは大好きです。目標は2020年の東京パラリンピックの日本代表になることです!」(宗大くん)

「シュートが決められなくて残念でしたけど、ドリブルで相手のディフェンスを抜けたので良かったです。今日の試合、最後はすごい疲れちゃった(笑)。でもやっぱりもっとうまくなりたいので、練習をまた頑張りたいですね。目標はできれば東京パラリンピックに出たいです!」(優月くん)

みんな、初めての試合を本当に楽しんだ様子でした。ですが、決してそれに満足するのではなく、日本代表になりたい、パラリンピックに出たいという明確な目標を持って、次を見据えていたのもまた印象的でした。自分が同じくらいの年齢のころ、将来の目標とか何にも持たずにただ遊びほうけていたことを思い出して、少し恥ずかしくなってしまいました…。4年後、2020年東京パラリンピックを目指して、頑張ってほしいですね!

というわけで、次回はメインイベントである決勝戦の様子と、大会を通じて感じた思いをお届けします!

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