東京は蒸し暑い日が続き、ただでさえ暑くイライラしているというのに、そんなことはお構い無しに何度も何度も、しつこく電話をしてくる"あの男"にゆるすぽ編集部は悩まされていた。おそらく、このような電話がかかってくることは予想していた。昼夜を問わず掛かってくるその男の電話の内容はこうだ。

あの男「黒田さんが200勝を達成するんです! ゆるすぽで取り上げないのはおかしいですよ!」

あーやっぱりだ。広島東洋カープの黒田博樹投手の日米通算200勝が目前に迫っていたのだ。

ゆるすぽ「別におかしくは無いです」

あの男「私利私欲の為に言ってるのでは無いんです! あの黒田さんが200勝達成なんです!」

ゆるすぽ「さっきから同じことしかおっしゃってないですけど…。ゆるすぽは試合の勝ち負けとか、ガチの記事はあまり載せない方針なんです」

あの男「では、ゆるすぽ用にゆるく書きます! 広島へ行かせてください!」

・・・20分くらいの時間が経ったとき、私は悟った。取材を許可しなければこの電話を切ってくれない…。

ゆるすぽ「わかりました! そのかわり試合レポートのようなガチガチな記事はダメですよ!」

あの男「わかっていますよ! 楽しみにしていてください!」

それで本日送られてきたのが、このガッチガッチの試合レポートだった…。アツすぎる"あの男"の気合の入った記事をご覧いただこう……

こんにちは!激カメ大亀です! 7月13日(水)マツダスタジアムでの対巨人戦、広島東洋カープ黒田博樹投手の日米通算200勝偉業がかかる試合! いてもたってもいられなくなった激カメ大亀は前日の12日、東京駅発朝2番の博多行きのぞみ3号に飛び乗り、マツダスタジアムへ直行していました!

久々のマツダスタジアムに着くと外野グラウンドでは丁度、黒田投手がアップから練習を始めていたところでした。13日の歴史的瞬間を見届け、写真に記録しようと鼻息荒く乗り込み興奮気味の激カメ大亀でしたが、当の黒田投手はリラックスしていて、いつも通りに翌日の先発登板へ向けた準備に余年がありませんでした。

画像1: あの男からの電話/カープ黒田博樹200勝への道①

一夜明けて、いよいよ13日の試合当日! チケットは早々に完売していて、この日のために配られた黒田投手200勝の応援ポスターをファンが掲げ黒田投手を後押し。200勝への期待と興奮でスタンドの熱気は最高潮!
あのB’zが黒田投手のために書き下ろした登場曲「RED」が高らかに鳴り響く中、黒田投手がマツダスタジアムのまっさらなマウンドに上がると、地鳴りのような大歓声が巻き起こります。それは昨年体験した黒田投手の広島復帰登板を彷彿とさせるもの。シャッターを押しまくりながら、足から脳天へしびれるものが一気に突き抜ける感覚が起こりました。

画像2: あの男からの電話/カープ黒田博樹200勝への道①
画像3: あの男からの電話/カープ黒田博樹200勝への道①

巨人は黒田投手にとって、プロ初登板初先発で初完投初勝利を挙げ、100勝などの節目の記録を達成して来た宿敵です。それだけにこの日の巨人の意識はもの凄く、200勝を何としても阻止しようと、まるで刺し違えるかのような気迫で黒田投手にぶつかって来ました。
6回村田選手に宝刀ツーシームを打たれ手痛い2ラン本塁打を浴びた黒田投手。数少ない巨人ファンが歓喜する中で真っ赤なスタンドは静まり返り氷つきました。
「あそこは一発を防がないといけなかった。自分では勝負に行った球なんですけど、結局、結果的にホームランになるっていうことは力のなさ。勝負ごとなんで」
試合後に百戦錬磨の漢が語った敗戦の談は厳しく重かったです。

画像4: あの男からの電話/カープ黒田博樹200勝への道①

野手たちは前回金沢での黒田投手登板での1得点敗戦と同様に固くなりミスと拙攻で無得点。援護点のない中で黒田投手は我慢の粘投を強いられましたが、今季ワーストタイの6失点で無念の7回途中降板で敗戦投手。スタンドからは「頑張れ!」の声が何度も聞こえ、悲鳴にも似たため息に支配されたマツダスタジアム。
「結果的には打たれてしまった。結果が全て。コンディションは悪くはなかった。」
期待の一戦が一転して悪夢に変わり、とても切なく辛いものになってしまいました。

画像5: あの男からの電話/カープ黒田博樹200勝への道①

この悔しさの中でひとつ感銘を受けたことがあります。それは試合後、黒田投手が囲み会見を行ったことです。無念の表情をにじませながらも堂々と記者たちの前に現れ、質問が尽きるまで最後までしっかりと応えていた毅然たる姿。
敗戦でも逃げも隠れもしない黒田博樹のこの姿こそ“男気”と呼ばれる所以です。
「地元で沢山応援に来てもらって期待に結果で応えたいという気持ちはいつもあります」
金沢に続いて、またしてもお預けとなった200勝。広島のために、カープファンのために満身創痍の力投を続ける黒田博樹。次回こそ、この真っ赤に埋め尽くされたホーム広島のファンの前で偉業達成を決めて欲しい。

画像6: あの男からの電話/カープ黒田博樹200勝への道①

「今日はもう終わってしまった。終わってしまったことはどうすることも出来ない。また次の登板に向けて、出来ることは、しっかりとした状態でマウンドに上がる」
黒田投手のこの言葉を聞き、偉業200勝達成を何としてもこの目で観たい! 見届けたい! カメラに収めたい! その思いがさらにメラメラと強く燃え上がりました!
来週もマツダスタジアムに戻ってくるぞっ!というわけで、激カメ大亀は黒田投手の次回登板も広島に行き、黒田投手の200勝を追いかけることにしました!(勝手に決めている)「黒田博樹200勝への道!」今度こそ、3度目の偉業達成なるか? 次回も乞うご期待!!

画像7: あの男からの電話/カープ黒田博樹200勝への道①
コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.