世の中に出回る前のワイン約50銘柄を試飲できる日本で唯一の試飲会、「2015年産ボルドープリムールワイン試飲会」(株式会社徳岡 開催)。2002年日韓ワールドカップでサッカー日本代表監督を務められたフィリップ・トルシエさんが、自身の蒲萄畑で造ったワインを出展されるということで、ゆるすぽ編集部ではこちらの試飲会へと行ってきました!

「ワインが飲みたい」と「トルシエさんとお話がしたい」という軽々しい気持ちと、日本代表ユニフォームに身を包んでを来てしまい、そこはかとなく感じる半端ない場違い感……。にもかかわらずまさか、トルシエさんの方からインタビューを受けますよ!と。

というわけで3回目となる今回は、トルシエさんの独占インタビューとなります!

かつて、“赤鬼”と呼ばれた面影はなく、とてもキュートな笑顔を見せてくれたトルシエさん。インタビューの前に、サインまで!

画像1: ファン目線で行くと逢える/トルシエに逢いたくて③

トルシエさんと、トルシエ・ジャパンの大ファンだったことを伝えると、この笑顔。

画像2: ファン目線で行くと逢える/トルシエに逢いたくて③

というわけで、インタビュー開始です!

ゆるすぽ:「トルシエさんの蒲萄畑でとれるワインを、日本代表の選手に例えると、誰になりますか?」

トルシエさんは、にっこり笑って答えてくれました。

トルシエ:「最初に造ったワインは、私の3-4-3システムのように、攻撃的サッカーのようなワインです。エレガントで洗練されていて、バランス・調和がとれたワインになっています」

例えるなら、そう……、中村俊輔選手ですかね。2002年W杯のメンバーではありませんが、洗練されたテクニックがあり、さらに今もプレーを続けていて選手寿命が長いですよね。ワインもまた、長い間熟成させるものなので、その点でとてもよく似ています。そういう意味では、キング・カズこと三浦知良選手、小野伸二選手にも似ているといえるでしょう。

また、新しく造るワインは、3-5-2システムのような守備的なワインになります。そういう意味では、稲本潤一選手に似ていますね。あとは、このワインがたくましさ、強度、寛大さとパワーをもっているという意味では、中山雅史選手や中田英寿さんにも例えられるでしょうね」

見事なまでに、日本代表選手に例えてくれたトルシエさん。調子に乗ったゆるすぽ編集部は、さらに質問をぶつけてみます。

ゆるすぽ:「ちなみに、トルシエさんのようなワインを造ったら、どんな味になりますか?」

トルシエ:「エレガントでチャーミング、寛容でたくましいワインですね(笑)」

これはまだまだイケる!!

ゆるすぽ:「サッカーの監督とワインのオーナー、一見、全く違うように思えるのですが、似ているところはあるんですか?」

トルシエ:「そうですね、確かに似ているところはあるかもしれませんね。品種や土地、木の年齢によっても蒲萄はさまざまな味になりますし、ボルドーではそうした蒲萄を混ぜ合わせて一つのワインを造り上げます。サッカーも同じで、いろんな選手の個性がありますよね。そうした個性を組み合わせて一つのチームをつくり上げます。

あと、おいしいワインを造るためには、毎日畑のケアをしないといけません。サッカーでも同じで、毎日選手のプレーや行動を見て、今どんな状況にあるのかを把握しなければなりません。そういった面でも、似ているところはありますね。

なんと、意外にもサッカーの監督とワインのオーナーには共通点があると答えてくれたトルシエさん!確かに日本代表の監督の時も、戦術をディテールまでこだわっていましたが、そういったところもワイン造りに通じているのかもしれませんね」

ゆるすぽ:「トルシエさんにとって、今のワインのオーナーと、日本代表監督、どちらの方がエキサイティングなプロジェクトでしたか?」

トルシエ:「正直に答えますと、両方とも本当にエキサイティングなチャレンジですね。サッカーのチームもワインも生き物のようで、目の前のことに一生懸命に取り組んでも、結果がどうなるかは後にならないと分からない。そういう意味では、私にとって、本当に両方とも大事なプロジェクトですね」

画像3: ファン目線で行くと逢える/トルシエに逢いたくて③

トルシエさんの言葉が、熱を帯びていきます。

トルシエ:「このワインのプロジェクトの最終的な目的は、決して“売る”ことではありません。年間5,000本以下しか造れませんしね。そうではなく、今日のこのイベントでも、主催者の徳岡さんやとてもたくさんの人たちに支えられて、今この場にいます。こうした素晴らしい出会い、楽しい時間を、より多くの人と共有していきたいというのが、私の思いです。ワインというのは、そのための“ツール”だと考えているのです」

トルシエさんのワイン『SOL BENI』は、まだ市場ではどこでも売られていません。お互いに心から信頼し合える方とご縁をつくって、契約できればいいなと考えている段階で、現時点ではまだ何も決まっていないとのこと。ですが、契約にまで至ったあかつきには、イベントなどを開催し、ワインを通じて多くの人たちと交流できるようなことをしていきたいと考えているそうです。

トルシエ:「日本のサッカーは今、どんどん発展していますね。ワインと同じで、日本サッカーも年月を重ねて熟成していると思います。私としては、その根っことなる部分に少しでも貢献できたなら、とても嬉しく思っています。

日本には、本当にいい思い出ばかりが残っています。サッカーと同じく、ワインでもこの日本でいい思い出を残していきたいですね」

そう話し終えると、トルシエさんは会場でのスピーチへと向かっていかれました。

トルシエさんは最初から最後までとても紳士的で、でも同時に14年前のあの夏のような、胸に熱くたぎらせている情熱は何も変わっていませんでした。トルシエさんのワインが発売されれば、「六月の勝利の歌」を思い出しながら、グラス片手に自宅でサッカー観戦というのもオツかもしれません。その時が来るのが、今からとても楽しみですね!

また、徳岡社の主催するこの「ボルドープリムールワイン試飲会」は、きっと来年も開催されるでしょう。市場に出回る前のワインを頂ける、とても貴重な機会。一般の方も参加できますので、興味のある方は要チェックです!

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