鎧を着て戦う競技「アーマードバトル」!
前回はこのアーマードバトルの体験ができる西洋剣術スクール「キャッスル・ティンタジェル」での、オリエンテーションの様子をお伝えしました。(前回の記事はこちらから)

オリエンテーションで習った基礎の動きが上達せず、もどかしい気持ちのまま、いよいよ他の生徒さんと一緒のレッスンです。こんなひよっこが一緒にやってもいいのだろうか、全く相手にならなくてイライラさせてしまうのではなかろうか、と不安を抱きつつも生徒さんの輪に加わります。生徒さんと言っても、アーマードバトルの大会で活躍されている、れっきとしたファイターが多数いらっしゃるのですよ!
やはりここは同じ女性の方がお近づきになりやすいかと、聖香さんとおっしゃる女性ファイターさんにお話を聞きます。円山さんの話では、聖香さんは女性の世界大会3位という実力者だとか!

画像: 黒色のTシャツを着ている中央女性が聖香さん

黒色のTシャツを着ている中央女性が聖香さん

柔道や空手の経験者でもあり、普段は医療系のお仕事をされているのだそうです。美しく強い女性ファイター! まるでジャンヌ・ダルクのよう! 円山さんと聖香さんのお話を聞いているうちに、私もそんな女性になりたいという思いがどんどん強くなりました。

ジャンヌ・ダルクに私はなる!!

海賊王を目指す某アニメの主人公が言ったセリフのような言葉が、自然と湧き出てきます(笑)。

そうこうしているうちに、レッスンが始まりました! まずは、前回のレッスンの続きとのことで護身術から。もし酔っ払いに正面から抱きつかれそうになったら…という現実に起こりそうなシチュエーションを交えながら、ジェイさんがお手本を見せてくれます。円山さん、聖香さんに組んでいただいて早速実践!

画像1: 鎧を着て戦う競技「アーマードバトル」②/山本祐香レポーター

お、これは面白い!! それほど力を入れなくても、簡単に相手をはねのけることができます! あまりにも簡単すぎて、なんだか自分が人間ではない力を手に入れたような錯覚を覚えます。これさえ身につければ、酔っ払いに抱きつかれそうになっても、自分で自分の身を守ることができる! そしてさらに、もう一つの技も教わります。

画像2: 鎧を着て戦う競技「アーマードバトル」②/山本祐香レポーター
画像3: 鎧を着て戦う競技「アーマードバトル」②/山本祐香レポーター

転んでくれる円山さん(笑)。でも、大げさではなく本当にわずかな力を加えるだけで人ひとりを転がすことができるんですよ! 護身術って本当に身を護ってくれるのだな、と感じることができました。

次は全員武器を持ち、4つのセクションで順番に課題をこなしていきます。

画像4: 鎧を着て戦う競技「アーマードバトル」②/山本祐香レポーター

この写真で私は“突き”の練習をしているところなのですが、私“突き”を気にいってしまいました(笑)。何の根拠もありませんが、私は突きが得意なのではないかという気がしたのと、剣を振り下ろして攻撃するより体力の消耗が少ないと思ったからです。なまけもので体力のない私が戦いに勝つには、少しでも体力の消耗を防がなければなりません。

次は、相手を替えていきながら順番に戦っていく練習です。ジェイさんから思いがけず槍を渡され、これで思う存分突けるとニヤニヤが止まらない私。真剣な表情のみなさんの中で一人、ニヤケながら槍で攻撃を仕掛けます。

画像5: 鎧を着て戦う競技「アーマードバトル」②/山本祐香レポーター

しかーし! 他の武器より長い槍は敵との距離があるときは機能しますが、距離をつめられてしまうと手も足も出なくなってしまいます。こうやって一つ一つの武器を実際に使ってみて、そのメリットとデメリットを肌で感じると、自分にはどの武器が合っているのか、相手がどんな装備をしているときにどの武器を使ったらいいか、などを考えることができるようになるのですね。ただ突きたい一心で槍を選ぶなんて、安易すぎました(笑)。

この後は20分の休憩を挟み、鎧を着てのスパーリングです。休憩中周りを見てみると、他のみなさんはそれぞれ食べ物を口にしているようです。サンドイッチを頬張っていた円山さんが「鎧を着る前にここで何かを食べておかないと、体が持ちませんよ。甘いもの一口でもいいから食べた方がいいです。」と教えてくださいました。そこまで人間の体力を奪うとは…鎧、恐るべし! それもそのはず、鎧の重さは20~30kgもあるんですって! なるほど…着ているだけで体力が消耗しそうですね。

そうは言っても、元々胃腸の弱い私、食後は50%の確率でお腹が痛くなるため、自分で気楽に着たり脱いだりできない鎧を身につけることを考えると、このタイミングで何かを食べることができません。不安を抱えつつ、空腹で臨むことを決めます。

休憩が終わると隣の倉庫に移動して、いよいよ鎧を身につけます。まずは肘と膝にサポーターを装着。鎧が肌に擦れるのを防ぐためのようです。そして、かなり厚手のジャケットを着せてもらいます。私はマネキンのように立っているだけで、上半身、腕、脚と皮や鉄などで作られた装備がどんどん装着されていきます。

画像6: 鎧を着て戦う競技「アーマードバトル」②/山本祐香レポーター

そうして完成した鎧フル装着の私がこちら。

おーい、どこ見ているんだ(笑)。鎧姿で遠くを見つめるシュールな写真。それもそのはず、鎧の重さは20~30kgあると事前に聞いていたとはいえ、実際に着てみると思った以上に重く、窮屈で息苦しい! まだ戦ってもいないのに、もう具合が悪くなってきたような…。昔の人は戦場でこんなものを着て戦っていたのか!? 正気か!? こんな状態でこれから戦うことを考えると、遠い目にもなります(笑)。

が、しかし! 10分ほど経つと、なんだか鎧が体になじんできた気がします。今すぐにでも脱ぎたいという気持ちがなくなり、全然苦じゃなくなってきました。ちなみに、ファイターのみなさんはそれぞれ自分の体に合わせて鎧をオーダーメイドしているそうです。私は貸していただいた鎧なので、慣れてきたとはいえ完全になじんでいないのかもしれませんが、自分の体にピッタリのものだともっと楽に動けるのだそうです。私の着ている鎧は用事があって先に帰った聖香さんのもので、ジェイさんが私と聖香さんの体型が近いからと着せてくれました。聖香さんに許可を取っていないような、と思いつつ…(笑)。

鎧は、全身を同じ時代、同じ地域のもので統一しなければいけないルールだそうです。聖香さんの鎧は14世紀のものですが、ジェイさんが頭にかぶるヘルムだけは聖香さんのものだとサイズが合わないだろうと、本当はダメなんだけどと言いながら、15世紀のものを貸してくれました。

ヘルムをかぶると視界がものすごく狭くなります。20kg以上の鎧を着ていますから、変に体を傾けたりするとそのまま倒れてしまう危険もあるので、上や下を向かないように気をつけると相手の胸から下は全然見えません! 相手の攻撃が見えないのにどうやって戦うのか…。ジェイさんの説明では、手元が見えなくても肩など見えている範囲の動きで攻撃の予測がつく、とのこと。とにかくやってみるしかない!

次回、いよいよ鎧スパーリングの様子をお伝えします! お楽しみに♪

◆キャッスル・ティンタジェル
http://www.castletintagel.com/

◆ジャパン・アーマードバトル・リーグ
http://www.armoredbattle.com/

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