満月の光に照らされ、漆黒の闇に浮かぶ暗黒城。

「あそこに姫が囚われておるのか…」

甲冑に身を包んだ一人の聖騎士が、剣を握る拳に力を込めた。

画像: 男子が夢見て、歴女が萌える! 現代に甦った中世の世界/ジャパン・アーマードバトル・リーグ①

「姫、必ずや助けに参りますぞ!」

彼は勇敢で心優しく、国民中の憧れの騎士だった。正義感にあふれる義士は、忠誠を誓った囚われの姫を見捨て、逃亡することなどできなかった。一人ででも敵城に乗り込み、姫を救い出してみせる。たとえそれが無謀だといわれようとも! そう強く誓った。

城壁を乗り越え、暗黒城への潜入に成功した聖騎士は、だが瞬く間に敵兵に囲まれてしまった。「邪魔をするな!!」。烈火の咆哮に怯んだ敵兵を一網打尽にし、疾風のごとく囚われの塔へと向かった。姫が閉じ込められている檻まではあと少し。だがそこには、天下にその悪名を轟かせる最恐の暗黒騎士が立っていた。これまでに斬りつけてきた無数の敵の返り血によって、その鎧は黒く染め上げられていた。

両者は対峙し、剣を構えた。勝敗は、一瞬で決した。聖騎士は姫の元へと急いだ。

「あぁ、聖騎士や。よくぞ助けに来てくださいました」

「姫、もうご安心ください。この命に懸けてでも、私めがあなたを一生守りましょうぞ!」

聖騎士と美しい姫。たちまち恋に落ちた二人はやがて結婚した。聖騎士は新たな国の王となり、二人は末長く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

……

…………

……………………

うん、いい! すごくいい!! 我ながらなんて素晴らしい妄想にニヤニヤしちゃう。
はい、これはアラフォー編集部が今でも夢でよく見る光景ですが、何か…?

中世ヨーロッパを舞台に戦う騎士になって、戦場を縦横無尽に駆け回り、襲い掛かる敵を次から次へとなぎ倒す。こんな妄想もとい夢を、誰もが人生のうちに一度は見たことがあるのではないでしょうか?

そんなあなたに朗報です! その夢、かないます!!
洋の東西を問わず、14~15世紀に実在した鎧のデザインや材質などを可能な限り史実に忠実に再現し、それを装備して実際の戦闘さながらに戦う新しいスポーツが存在するのです。

その名も……、

ジャパン・アーマードバトル・リーグ(Japan Armored Battle League)!!!!

甲冑を身に着けた戦士たちが剣や盾を持って戦うさまは、まさにアラフォー編集部の妄想…、ではなく世の男子たちの夢の再現! いや、男子だけではありません。このジャパン・アーマードバトル・リーグには現在3つのチームが存在しますが、その一つである「黒鋼衆(くろがねしゅう)」は日本武術を操り、日本甲冑を身に纏い戦う侍のチーム。ちまたで増殖中とうわさの歴女や戦国女子にとっても、萌えまくること間違いなしでしょう!

このアーマードバトルのファイターが身に着ける装備(アーマー)、防具・武器(スポーツウェポン)には、厳格なルールがあります。まずアーマーには、14~15世紀に実在した素材を使用しなければなりません。例えば、鉄、皮革、木綿、麻などはOKですが、プラスチックやチタン、化学繊維などはNGです! またアーマーの形状も14~15世紀に実在したデザインでなければならず、全身を同一の時代、同一の地域で統一することが求められているのです。例えば、15世紀のイタリアのヘルムに、14世紀のイギリスの鎧という組み合わせは認められていません。これなら歴史マニアも納得ですね!

使用できる武器も、鉄または木製の柄に鉄のブレードをつけたものを使用します。種類としては、短くて軽い片手剣、長くて破壊力のある両手剣、ポールウェポンを使用することができます。素材や重量、エッジの丸みなど、日本の法律と安全を考慮した基準が厳格に定められているそうですよ。

ジャパン・アーマードバトル・リーグでは2013年の結成以来、実際に公式戦が行われています。というわけで、ゆるすぽ編集部ではその公式戦、「JABL STEEL! League match」にお邪魔してきました! 次回はその様子をお届けしたいと思います!

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