東京ドームで味わった、あの瞬間

さて…、「正直言うと、ピンとこなかった…」というのが、CS進出決定の時の偽らざる気持ちでした。

しかしながら、2016年10月10日(月)、東京ドームで味わった、あの瞬間。

ピンとこないとか、そんなわけなくて! いや、もう、ただただ、喜びの絶頂! 泣きました。たらふく、涙が湧いて出てきました。涙が止まらないから、何度もドームの天井を見上げました。白い膜の外は、すっかりと暗く…でも正直、本当に、怖かったです。最後の最後の、最後まで。長い間、負けばっかり見てきた、その間に自然に染みついてた癖って、本当に嫌なもので。ネガティブな方向には、二手、三手先をするする読んじゃうんですよね、ついつい。将棋の名人とか、こういう感じなんですかね。

嶺井のタイムリーで勝ち越せた、その裏11回。さすがの坂本が、ヒットで一塁に。坂本が出たら当然送って来るよね、必ずしも勝ち越す必要はない、引き分けでジャイアンツは行けるんだもの…、だったらより確実に…うんぬん…かんぬん…二手、三手先へ。

結果は、橋本到のバントミスで、なんとか二死まで。これでなんとか、すんなり、行ってくれるかな…、そう思ったんですけれど。ベイ戦でのいろいろな場面も印象深い、堂上のお兄ちゃんに、フォアボールを与えてしまい、迎えたのは、よりによっての、阿部慎之助!

野球の神様は、やっぱり、どこまでもいじわる…、そう思ってしまったり。なかなか、ベイスターズには、すんなりと、微笑んではくれません。当然、二手、三手先…、いや、もう、一手だけしかない。ホームラン出たら、終わりじゃん!

怖かった。本当に、ひたすら、怖かったです。もう、動けなかった。祈ることしかできなかった。手を合わせる以外、体が動かなかった。WE「PRAY」TO WIN…、まさにその心境でした。

そして! 慎之助の放った打球は、よりにもよって、いい角度!ライトスタンド方向へ、一直線!

…長かったです。この瞬間。やっぱり、だめなのか、ってよぎりました。がんばったけど、ベイスターズ、最後の最後で、こうなっちゃうのか、って。お願いだから、スタンドに届かないで! せめてなら、フェンス直撃までで、止まってくれ! 神様、お願い!神様―! 刹那のはずの時間が、何倍にも長く感じたあの時間。
…気が付いたら。あの慎之助の打球は、フェンスよりちょっと手前で、関根大気の、手の中に!

うぉぉぉぉぉぉおー!

あの時の、東京ドームに集まったベイスターズファンの、抑えることのできない悦びが具現化した、あの雄叫び。やったー! よっしゃー! 勝ったぞー! そんな言葉が、今も耳に残ります。

そして自分も、身動きできないぐらいにこわばっていた、ただ手を合わせて、祈ることしかできなかったような、自分の体がすべて解き放たれるような感覚でした。

ベイスターズ、ファイナルステージ進出! 周りの人たちと、いつ終わるともしれぬぐらいの、ハイタッチの連続。元から知っている友人たちと、抱き合ったり…、喜びの爆発が、発露が、東京ドームのそこかしこにありました。三塁側だけではなく、いろんな場所にも…、そして、気が付いた時には、ラミレス監督を先頭に、ライトスタンドへと歩を進めていくベイスターズナインの姿が。
その光景を見た瞬間、もう、もう、涙が、止まりませんでした。

ベイスターズのファンになって、10と幾年。優勝を知らない、"TBSベイスターズ"世代の自分が、やっと、流せたんです。嬉し涙を!

思い返せば、悔しいことばっかりでした。

目の前での胴上げもありました。「横浜ベイスターズ」最後の試合での惨劇も。キヨシ監督との、望んでなかったサヨナラも。いろんな悔し涙を流してきました。

でも、でも! やっと、嬉しい涙を、おもいっきり流すことができました。このポストシーズンになって、ようやっと輝けた、嶺井のヒーローインタビューもまた、泣かせてくれるものでした。今年、ファームでずっと、がんばってきましたもんね…(日テレのアナウンサーの方もすごく、感じよかった!)

なんというか、すべてがドラマチックだった、クライマックス、ファーストステージ。「10.8」という、ベイスターズにとって、とてもとても大事な日から始まった、初めてのクライマックスシリーズ。

読売ジャイアンツという、セ・リーグの雄、伝統ある、紳士たる、素晴らしい好敵手との戦いが、そこにはありました。やっぱり、ジャイアンツは、強いです。もし第3戦でジャイアンツが勝ってたとしたら、「村田のホームランがベイスターズを止めて、大竹のピッチングがチームを広島に連れて行った」とかまでまた、うまくできてるよな、とか、二手三手先、考えちゃったりしたんですが。もうなるべく、そういうネガ方面は、考えないようにしたいです(苦笑)。

ドームを青く染めた多くのベイスターズファンの声援。そして、負けるか!とばかりに、熱い応援を繰り広げた、ジャイアンツファン。ジャイアンツ応援MC・高橋大輔さんも、「ベイスターズファンの皆さんがこんなに来てくれたから、このクライマックスシリーズ、こんなに盛り上がっています!」そんなことを言ってくれたぐらい、熱い応援合戦でした。自分も、チームの力になれるような気持ちを、言葉にしてまた伝えて行けたなら、と思っています。

野球の"識者"の皆さんは、いろいろ仰るかもしれません。やれ「CS自体が云々」とか。でも、自分にとっては、きっとこれからも、忘れることのないであろう、熱い3日間でした。苦しい、けど、楽しいです!

クライマックスシリーズ! ベイスターズのみんな、ありがとう、ありがとう。素晴らしい戦いを、本当に、ありがとう。とても、幸せな気持ちです。本当に、ありがとう…!

…って! ここで締めるわけにはいかなくて! はいはいはい! さあ今日から、クライマックスシリーズ、ファイナルステージ! こんなにすぐ始まるもんなんですね、まだ一昨日の余韻残りすぎてるままですよ(苦笑)これもまた、未体験ならでは、なんですかね。クライマックスの感覚、わかんないことばっかり、でも、だからこそ、楽しいです!じゃあ、また、始めましょうか!

全力で開く、未知の道。ファイナルステージ、堂々と王者カープにチャレンジです! そしてまだまだ、2016年のベイスターズの野球、楽しめますね! 胸いっぱいの日々、もうちょっと続きますように。勝利の輝き目指して。WE「PRAY」TO WIN!!

※この記事は「ゆるすぽアンバサダー」が作成した記事です。記事内の権利関係等の責任は筆者に属します。

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