さて、ゆるすぽ編集部でパンポンをやってみようという目標を掲げて始めた本連載の第二回である。前回はパンポンの概要をお伝えしたが、今回からは試合の準備に取り掛かる。

まずその一つ目としてやることは「ラケットを作る」である。

パンポンのラケットは構造自体は実にシンプルで、買うこともできるが、ハンドメイドのラケットを使うプレイヤーも多いと聞く。何度も参照させていただき、もはや恐縮な日立市体育協会のサイトにもラケット自作の勧めがある。

しかしながら、体験が目的である以上、ここは自作するべきだろう!

ラケットを作る

ラケットについてのレギュレーションについては前回も触れているが、以下に改めて記載する。
・木製
・長さ30cm×幅20cm×厚さ0.8mm〜1.5mm
・持ち手をつける(持ち手は長さ5cm以内、厚さ0.8mm〜1.5mm)
・角を面取りする(10R以上)
これに沿って作れば良い。

まずは材料だが、これはホームセンターで調達する。ホームセンターといえばコーナンである。今まではケイヨーD2派だったが、近所にできてからはコーナン派だ。……どうでもいい! 調達したものは以下の通り。
・ファルカタ材(長さ450cm×幅20cm×高さ13mm)
・釘(19mm)
・紙やすり(粗い60番から細かい400番まで数枚)

自宅の工具で使うのは
・のこぎり
・曲尺
・金槌
・木工用ボンド

では早速、作っていこう!

と、その前にもうひとつ。今回は一切、電動の工具は使用しない。素晴らしい体験は苦労の先にしか生まれないからである。

画像1: ラケットを作る

では製作開始していこう!

ファルカタ材は、幅は20cmのものを購入しているので、長さを30cmで切る必要がある。のこぎりでせっせとカットする。

カット後、紙やすりで切断面を30cmに削っていく。まずは60番(粗い)の紙やすりを使用する。思ったより腕がしんどい。そういえば自分がデスクワーカーであることを忘れていた。。。キーボードを叩くより強い力など出るわけがない。。。

休み休み削り、大体、揃ったところで400番(細かい)の紙やすりで断面を滑らかにしていく。

次に持ち手。残った木材を逆から5cmカットして、打面部同様に削る。一応、全体を滑らかにしておく必要があるので、カットした木材の全体を紙やすりで削る。

画像2: ラケットを作る

そして、打面部に持ち手をつける。木工用ボンドを塗り位置を合わせて重ね、3点釘を打って止める。左に釘を打ち、次に右。

この時、持ち手が動いたらしく、打ち終わった後に見てみたら位置がずれていた。ショック!

でも、まあ別にいいか。。。

真ん中にも釘を打って、一応、外観はラケットらしくなってきた。もうこれで完成で良くないか。。。

というわけにもいかず、面取りの工程に進む。角の部分を危険性除去の観点から面取りする。10R以上なので、角から1cmの2点を紙やすりで丸める。

これがなかなか根気のいる作業である。。。手持ちの根気は木材カットの時に使い果たした。。。

こうなったら、一杯やりながら続けよう! ということで登場したのがブラックニッカだ。ウイスキーについてはニッカウヰスキー派である。……超どうでもいい!!

一体、どれだけの時間を面取りに費やしたのか。しっかりとは計測していなかったが、工程の大半の時間は面取りだったように思える。おかげでちょっと飲みすぎた。。。

遂に完成!

面取り後は、全体を細かい紙やすりで磨いて最終調整。そして完成の時を迎えた!

画像: 遂に完成!

試作一号。持ち手がずれているのが何とも悲しいが、この失敗を糧に次こそは納得できるラケットを作りたい。疲れるけど。

さて早速、手に取ってみるとまあ悪くはない。ただ、持ち手をレギュレーションでのMAXの5cmにしたわけだが、少し持ちにくさがある。もう少し狭くても良いかもしれない。これも次への課題だろう。

というわけで、ラケット作りの次はコート作りだ。コートがなければ、道具があってもプレイできない! 実はレギュレーション通りのコートを作ろうと思うとちょっと大変なのだが、次回はそれをあり合わせの道具で作ってみようと思う。(ゆるすぽ4号)

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