「三度の飯より野球が大好き!」そして「三度の飯より神宮球場が大好き!」な山本祐香がお送りする、神宮球場潜入レポート。前回は、僭越ながら神宮球場に対する個人的な想いを語らせていただきましたが、今回からいよいよ取材の様子をお伝えしていきます。

前日から大雨が降り続き、充分な取材ができるのだろうかと不安だった9月某日。しかし、神宮球場を愛する気持ちが神にも通じたのか、取材直前に雨が止むという奇跡が! ただでさえ念願の取材とあって地に足がついていない状態なのに、この奇跡に「いやー、晴れましたね! 私って晴れ女なのかもしれないです♪」とさらに浮かれる私(笑)。ゆるすぽ編集部と共に、いざ出陣です。

今回私たちの取材をサポートしてくださったのが、明治神宮野球場の職員で優しい笑顔がトレードマークの西原さん。事前の打ち合わせから取材当日までのやり取りも担当してくださいました。そして、なんと! 案内役は、明治神宮野球場の場長、永渕義規さん。場長自ら案内してくださるなんて、思ってもみませんでした。ありがとうございます! どんな貴重なお話が聴けるのか、期待も高まります。

永渕場長との写真がこちら。ダンディー!

明治神宮野球場(以下、神宮球場)は「明治神宮外苑」の施設の一つです。明治神宮外苑内にはゴルフ練習場、アイススケート場、フットサルコートなどスポーツの施設が多くあり、また聖徳記念絵画館のような芸術に触れることのできる施設もあります。146本ものいちょうの木が道の両サイドに並ぶいちょう並木は、秋になると黄金の葉がトンネルを作り、私たちの目と心を楽しませてくれます。

そんな「明治神宮外苑」と共に90周年を迎えた神宮球場。歴史を感じる部分を残しながらも、時代に合った施設へと生まれ変わってきたその全貌に迫ります!

まずは、グラウンドへ。最近はグラウンドに入ることのできるイベントも多くなっており、私も様々な機会で足を踏み入れてはいますが、誰もいないグラウンドは初めてです!

画像2: 三度の飯より神宮球場が大好き! #2

先ほどまでの雨で芝は濡れ、シートもかけられていますが、なかなか見ることのできない無人のグラウンド。永渕場長のお話では、神宮球場ではプロから一般の方の利用まで含めて、年間約450もの試合が行われているそうです。一年は365日なのに450試合ですって! さらに野球以外の用途でも使われており、ヨガのイベントは毎回何百人もの参加者が集う大人気企画だとか。そのため、この日のように丸一日使われない日はそう多くはないようです。

そんな貴重な日に大好きな神宮球場のグラウンドに入れていただいているんだと思うとテンションが上がり、取材という目的を忘れてはしゃぐ私。キャー! ひとりじめ!

画像3: 三度の飯より神宮球場が大好き! #2

はい、すみません(笑)。いい大人なのですから、仕事はきちんとしましょうね。

では、気を取り直して…。神宮球場は、プロ野球チームでは東京ヤクルトスワローズの本拠地ですが、元々、東京六大学野球のリーグ戦開催のために作られた球場だということは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。そんなアマチュア野球の聖地である神宮球場、もう一つの大きな特徴は、ファウルグラウンドにブルペンがあること。プロ野球12球団の本拠地となっている球場の中には、スタンドから見える位置にブルペンがあるところもありますが、グラウンド内に直接作られているのは神宮球場だけです。

画像4: 三度の飯より神宮球場が大好き! #2

ブルペン横の席に座ると、こんなに近くでプロ野球選手の投球練習が見られます。すごいですよね! プロ野球の本拠地となる球場でありながら、地方球場かのような身近さも感じられるところは、神宮球場の魅力の一つだと思います。改装のタイミングなどでブルペンを建物の中に入れてしまうことはないのか、永渕場長に尋ねたところ、「今のところはそのような計画はなく、そもそも建物の中にブルペンを作れるようなスペースがとれない」とのことでした。選手にとってはどちらがいいのかわかりませんが、見る側としては一安心。

さて、そんなグラウンドをあとにして次に案内していただいたのが、プレスルームです。

画像5: 三度の飯より神宮球場が大好き! #2

記者のみなさんが使うこの部屋、バックネット裏のスタンドの真下にあります。野球中継を観ていると、投手の背中側から打者を映しているときに、その向こうのスタンド下の窓に人が並んで座っているのが見えますよね。あそこがプレスルームです。記者はこのような目線で試合を観ているのです。

画像6: 三度の飯より神宮球場が大好き! #2

今この時代では、プレスルームがスタンドの下にある球場は、ほとんどないのですって。他球場はスタンドの上の方に作っているそうです。となると、神宮球場のプレスルームは、意外にも歴史を感じる部分だということですね。グラウンドレベルで試合を観られるのっていいですよね。学生時代にこのプレスルームから試合を観る機会があったら、私、記者を目指していたかもしれません(笑)。マスコミ各社、大学野球とプロ野球それぞれの担当記者がいるので、大学・プロ併用日などはプレスルームが人でごった返すそうです。

プレスルームの次は、ベンチ裏のスペースへと案内していただきました。

画像7: 三度の飯より神宮球場が大好き! #2

ベンチにいた選手が裏手に消えていくシーンを目にすることがありますが、ここにつながっていたのですね。プロ野球選手はクラブハウスに個人ロッカーがあるので、試合に必要なものだけを持ってきてこのスペースに置くそうです。プロ野球の試合が始まる前に、選手は外野席と内野席の間にある通路から球場入りしベンチまで歩いていきますが、そのときにリュックを背負っていたり野球道具を手に持っていたりしていますよね。それがこのベンチ裏のスペースに置かれるわけです。他には、ここで素振りをしたりと出番に向けて準備をする選手もいます。自動販売機なども置かれていますし、一種の控室のような部屋ですね。

この控室の横の通路を歩いていくとこんな階段が現れます。

さて、この階段はどこにつながっているのでしょうか。気になるところですが、ここからは次回のお楽しみです。次回は、この階段の先にある部屋、神宮球場の歴史を知られる意外な場所などをご紹介します!

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