「大切な人が目の前で倒れたとき、あなたはその人の命を守ることができますか?」

ライフセーバーによる人命救助や水難事故防止の技術を上げることを目的につくられたライフセービング競技の一つ、ビーチフラッグス! その全日本選手権で2連覇を果たしている和田賢一選手のインタビューをお届けしています!

画像1: アサガオがより高く咲くためには? 世界一への真っすぐ“夢”/ビーチフラッグス和田賢一選手インタビュー④

子どものころから続けていた野球を失い、ビーチフラッグスで“世界一”になるという新たな“夢”に向かって、真っすぐに突き進んでいる和田選手。

なぜそこまで“世界一”にこだわるのでしょうか?

「うまく言葉が見つからないんですが…、僕はただ、自分の人生を最高のものにしたいと考えています。そのためには、僕の中で何か一つのことを突き詰めていきたい。自分が生きてきた今この人生の区間が正しかったと証明するものが、ビーチフラッグスだといえると思います」

人生の証明…。その先に、“世界一”があるということでしょうか?

「そうですね、僕は今、人生を生きているわけです。生きているということは、言い方を換えれば、死に向かっているともいえます。この一瞬だって、命を削っているわけですよね。その大切な時間を、2位になるためじゃなくて、“世界一”になるために使いたいんです。

だから、ビーチフラッグスで世界チャンピオンになりたいし、サイモン・ハリス選手が全豪選手権で11回優勝しているなら、僕は12回優勝したいんです!」

和田さんは、アサガオに例えて、“夢”の大切さを話してくれました。

「この夏、僕の両隣の家の方がアサガオを育てていたんですよ。一方の家は、小学生の時にみんなが育てるような、鉢に植えられていて、1mくらいの棒が立てられているものです。アサガオは棒の一番上まで伸びて咲いていました。もう一方の家は、下から2階までひもを何本も通していたんですよ。そうすると、アサガオは2階まで伸びて咲いていました。

アサガオはどちらも、一生懸命に生きている。だけど、ひもの長さが違うということだけで、どこまで伸びるかが変わっていったんです。このひもの長さというのが、“夢”だと思うんですよね。

もっと高いところに自分が上っていくためには、“夢”こそが必要なんだと思います」

画像2: アサガオがより高く咲くためには? 世界一への真っすぐ“夢”/ビーチフラッグス和田賢一選手インタビュー④

和田さんはこの2年ほど、夢に向かって、もがき続けてきたと言います。

「僕は常に、変化を恐れず、新しいことにチャレンジしていきたいと考えています。何か一つ目標を達成したとしても、それを捨てて、また新しい目標を見つけ、それに没頭していきたい。

人間は基本的に、変化を恐れる生き物です。専門用語で“ホメオスタシス”という言葉がありますが、一定の状況を保ち続けようとする本能的な力が備わっているんですよね。確かに、変化することには、リスクがあります。短期的に見れば、結果が出ないことだってあるでしょう。でも、変化を恐れて今の自分のままでいたら、いつまでたっても昨日の自分は超えられないですよね。

今はまさに、以前の和田賢一を捨てて、そこから変わろうとしているところです。もがいて、もがいて、ようやく夢に向かって進むべき道筋が見えてきました。

大きな夢を描いていると、周りからは無理だと言われることもあります。ですが、夢がなければそこまで到達することはできないと思います。だから僕は、夢を持って、そこに全力で突き進んでいきたいと思っています!」

画像3: アサガオがより高く咲くためには? 世界一への真っすぐ“夢”/ビーチフラッグス和田賢一選手インタビュー④

ビーチフラッグスで世界一になるという夢を追い続けている和田さん。子どものころから、決して“エリート”のアスリートだったわけではなく、どちらかといえば“雑草”だったといえるでしょう。挫折を味わい、夢を諦めたことだって何度もありました。苦難や葛藤を抱き、目の前の壁に行く手を阻まれたことだって数え切れないほどあります。こうした彼の姿は、おそらく今を生きる多くの人たちにも通じるものではないでしょうか。

それでも和田さんは、がむしゃらに探し続けてきたからこそ、本当に大切な“夢”を見つけることができました。その“夢”を、誰よりも自分が信じ、誰よりも大切にしているのです。夢に向かって全力で挑み続けるその姿から、これまで筆者も多くの学びを得て、励まされ、勇気をもらってきたように思います。

和田賢一さんは今日も、夢に向かってただ真っすぐに走り続けています。
ゆるすぽでは、そんな和田さんを今後も応援していきたいと思います!

(追記1)
ゆるすぽでは近日、和田さんの半生を追ったドキュメンタリー風の連載を始めます! 今回描き切れなかった和田さんのユニークな行動、人生の学びを盛りだくさんにお届けします! お楽しみに!

(追記2)
10月8日(土)、9日(日)にかけて、第42回全日本ライフセービング選手権大会(http://jla.gr.jp/lifesaving_sports/no42_japanlifesaving.html)が開催されます。

2014年、15年と連覇を果たしてきた和田さんは、今大会3連覇に挑みます!
片瀬江ノ島で行われる国内最大の全日本選手権大会! 入場はフリーとなっていますので、興味のある方はぜひ観戦に! 和田さんを応援しましょう!!

<文・野口 学(text by Manabu Noguchi)>

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