ヴェルディに負けないくらい、勢いのある応援

7月31日に味の素スタジアムで開催された、ロアッソ熊本 vs 東京ヴェルディ戦。

ロアッソにとってはアウェーとなるこの試合は、遠く離れた東京での開催でしたが、ヴェルディに負けないくらい勢いのある応援を見せていました。

アウェー側ゴール裏のサポーター団の中で太鼓を叩いていたのは、榊原康史さん。この方は熊本出身ではなく、神戸出身・長野県在住の方でした! 2008年から3年間、仕事の転勤で熊本に住んでいたらしいのですが、長野に戻った今もロアッソを応援し続けています。

もともとJリーグが好きだった榊原さんは、熊本に住んでいた時、ふとロアッソの試合を観に行ったそう。その日はずっと苦しい試合展開の中、榊原さんはある行動に出ました。

「前半はすごく後ろの方で観てたんですけど、後半になってからサポーターの勢いに押されて、僕もどんどんやりたくなってきたんですよね。そしたら、『私に声を掛けてください』って書いてある腕章を付けたサポーターの方がいたので、その人に『僕も一緒に応援したいです!』って言ったんです。その人は、見ず知らずの僕にタオルマフラーを貸してくれました。『僕の使ってください!』って。その後、後半44分くらいに劇的な1点をもぎ取り、大歓声を聞いて、すごく感動したんです。その時にもう、『僕も何かやりたい』『このサポーター団に入りたい』って思いました。そのタオルマフラーを貸してくれた一人のサポーターのように、今度は僕が人を入れ込みたいと思ったんです」

その後榊原さんは、熊本で3年ほど太鼓を叩いていましたが、また転勤で長野に戻ることになりました。

「その時みんなが、『じゃあ関東は頼んだぞ! 行ってこい!』って背中を押してくれたんです。そんな温かい声を掛けてくれた仲間の期待に応えたい。今は逆に『関東からロアッソを熱くしたい』という想いになりました」

長野に戻った榊原さんは、関東周辺で開催される試合で最初は一人で太鼓を叩いていたそうですが、だんだん仲間も見つかって、今は太鼓が叩けるメンバーは3人に増えたそうです。

「だんだん熊本に縁がない人でも観に来てくれるようになって、その人たちとの絆っていうのも大事にしているんです」

そして、生まれは神戸市長田区の榊原さん。小学校3年生の時に、阪神・淡路大震災を経験しました。長野に引っ越したのも、その影響からだったそうです。

「僕が今できることは、いろんな思いをした人がいるっていうことを伝えることかな、と思って。5月28日に神戸でロアッソのホームゲームを代替開催させてもらった時、両親に初めてロアッソの試合を見せたんです。そしたら両親も一緒になって応援してくれて、『熊本の試合を観れてよかった』って感謝されて。地元の友達も呼んだんですけど、横断幕を作って来てくれて。僕も、ロアッソを応援しててよかったなってすごく思いました」

関東でロアッソを応援している方々の中には、いろんな人がいる――。一人ひとりがそれぞれの想いを持って集まり、同じく苦境を乗り越えてきたロアッソが、今、みんなの絆をつないでいるんだな、と思いました。

画像: 前列中央=榊原康史さん、前列左=時任總明さん、後列左から2人目=タイチジャングルさん

前列中央=榊原康史さん、前列左=時任總明さん、後列左から2人目=タイチジャングルさん

さて、次回は最後に、このヴェルディ戦へ向けた決起集会を主催したタイチジャングルさんと、ロアッソ熊本東京応援団 団長の時任總明(そうめい)さんにお話を伺おうと思います! <続く>

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