前回まで4回にわたり、5月22日に日立柏サッカー場でホームゲームを代替開催させてくださった柏レイソルさんについてお届けしてきました。そしてなんとあの方々が、レイソルさんにお礼が言いたい!ということでコメントを下さいました!!

まずは、ロアッソに加入する前、レイソルに5年間所属していたDF藏川洋平選手(23番)。5月22日も、先発フル出場していました。

画像1: レイソルへ「感謝を伝えたい」ロアッソ池谷社長、藏川選手からメッセージ!/がまだせくまもと!#26

「僕たちはずっとサッカーができない状況でしたので、ホームゲームを開催させていただいたことには、本当に感謝しています。スタジアムを他のクラブに使わせてもらえるっていうこと自体が、普通はなかなかないことだと思いますしね。『困っている人がいれば助けるのは“当たり前”のこと』と言ってくださったそうですが、助けてもらう方はその気持ちだけでも本当にありがたいですし、勇気づけられたりもします」

しかも、代替開催の前日には、同じ日立柏サッカー場でレイソルのホームゲーム開催が入っていました。

「前日の柏の試合に携わった方々が、そのまま翌日もやってくれてたみたいで。ボランティアでは、ほかのクラブの方々もサポートしてくれましたしね。“当たり前”と言っても、決して“当たり前”のことではないでしょうし、本当にありがたいなと思いました」

その感謝の気持ち、古巣のレイソルのスタッフの方々にも、サポーターの皆さんにも、全国のサッカーファミリーの皆さんにも、届くといいですね!

そして、次にコメントを頂いたのは、なんといってもこの方、ロアッソ熊本 代表取締役社長の池谷友良さん。池谷社長は、1985年から日立製作所サッカー部(現在のレイソル)で選手としてプレー。代替開催についてのインタビューに答えてくださった、レイソルの試合運営担当 河原正明さんが入社されたときは、池谷さんはレイソルでトップチームのコーチをされていて、その後監督も務められました。日立製作所時代から数えると、約20年レイソルにおられた池谷社長。日立柏サッカー場での代替開催に関して、池谷社長から河原さんのところへ直接「頼む」というお願いもあったそうです。

さぞかし感極まるコメントを頂けるものと思い、私は、「河原さんは、自分たちは当たり前のことをしただけだ、特別なことをしたつもりはないし、大変なことだったとも思っていないとおっしゃっていましたが…」と切り出してみました。すると…

「言うじゃない!(笑) 言っといてよ、その通りだよって(笑)」

と、ちゃめっ気たっぷりの池谷社長(笑)。その表情からも、お二人の絆や、両クラブの人の縁の深さを感じ取ることができます。続けて、そのときの感謝の気持ちをこう答えてくださいました。

「(リーグ戦復帰後、)最初のホームゲームだったので、本当にありがたかったですね。私がレイソルに長くいたということもあって、お願いさせてもらいました。彼らも本当はいろいろ難しかったと思うんですけど、『やりましょう』と言ってくれて。あれがなかったら次へ続いていかなかったですからね。本当に感謝しています」

画像2: レイソルへ「感謝を伝えたい」ロアッソ池谷社長、藏川選手からメッセージ!/がまだせくまもと!#26

当日は、約8,200人の観客が入り、ロアッソや対戦相手だった水戸ホーリーホックのサポーターだけでなく、レイソルやほかのクラブのサポーターの皆さんも応援に訪れていました。いろいろなクラブのユニフォームを着た方々がスタンドを埋め尽くしたその素晴らしい光景を、池谷社長はどう見ていたのでしょうか。

「あんなことはなかなかないことですよね。サッカーファミリーの絆というものをあらためて感じるゲームだったと思います。Jリーグは百年構想を掲げ、地域を基盤とした、豊かなスポーツ文化の醸成をずっと目指してきた。そういう意味では、Jリーグの方向性みたいなものが感じとれたゲームでもあったと思います」

そしてその後、ヴィッセル神戸のノエビアスタジアム神戸、サガン鳥栖のベストアメニティスタジアムでホームゲームを代替開催させていただいたロアッソは、7月3日に自分たちの本拠地、うまかな・よかなスタジアムで試合を再開することができました。

池谷社長にとって、熊本にうまスタがある、ホームスタジアムがある存在価値・存在意義って、どう感じていらっしゃるのでしょうか。

「やっぱり自分たちの『我が家』ですよね。自分の家があって、そこに自分のファミリーがいて、それが一つの大きなコミュニティーとして地域に根差していく。スタジアムがあって、そこにコミュニティーができて、地域があって。そういう意味では、みんなにとっての『家』だと思うんですよね。

スタジアムというよりは、大きなコミュニティーの場だと捉えています。ロアッソの理念は『県民に元気を』『子ども達に夢を』『熊本に活力を』。その理念の象徴として、うまスタに人が集まってくる。だから、サッカーに興味がない人たちにも集まってきてほしいんです。そこに大きなコミュニティーがあって、いろんな交流ができて、熊本の元気につながっていくという、そういう場所だと思うんですよね。県民が集まれる場所、ということです」

この連載「がまだせくまもと!」でインタビューさせていただいた皆さんも、同じようにうまスタへの想いを語っていらっしゃいました。クラブとサポーターだけでなく、県民の皆さんが同じ方向を向いて進んでいけるかもしれない。その可能性を感じて、私もなんだかうれしくなりました。

そして最後にもう一度、河原さんはじめレイソルの皆さんへ何か伝えたいことがあれば、と聞いてみました。

「『本当にありがとう』と感謝を伝えたいです。あと…、みんなもよく成長したなって言っといてください(笑)」

20年前じゃちょっと考えられないくらい頼もしくなった、と言い残し、去って行った池谷社長。男の絆…、かっこいい!と感動した私は、またうまスタでロアッソの試合が観たくなったのでした。

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